二刀流”を目指す

──今後もミュージシャンとしての活動は続けられていくわけですね。

山中 サポートドラマーとしてアーティストさんのライブで演奏したり、ドラムの先生としてオンラインレッスンをしたりしています。あとは個人的に、ドラムを叩きながらコーラスをする動画を撮ったりもしています。最初の頃は、社労士の仕事と音楽とで頭の使い方が全く違うので切り替えが難しかったですが、今は“二刀流”をなんとか両立させています。

──最後に、8月24日に行われる社会保険労務士試験に向けて勉強している方々へ、メッセージをお願いします。

山中 試験直前になって、「今までやってきたことは本当にこれで良かったのかな」と不安になることもあると思います。でも、今まで頑張ってきた自分を認めてあげて、「これだけ頑張ったんだから、もう目の前の試験まで走り切ろう」という気持ちで、最後までアクセルをしっかり踏んでほしいなと思います。ここで不安になってスピードが落ちてしまうと、乗り越えられたはずの壁も乗り越えられなくなるかもしれない。もう余計なことは考えず、突き進んじゃっていいと思います。

 今年は本当に暑いので、体調だけはとにかく気をつけて、頑張ってやりきってほしいですね。

やまなか・あやか

高校で軽音楽部に入り、ドラムを始める。2013年、所属事務所内で結成されたバンドに加入。15年、メジャーデビューし、5枚のアルバムをリリース。21年、バンド脱退を表明。23年、社会保険労務士の国家試験に合格。現在、社労士事務所に勤務しつつ、ドラマーとして活動している。

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2025.08.24(日)
文=文春コミック