夜はひとりでも入りやすいパン、料理、お酒のお店に
正本誠子さんがパンを作り、母の古川千重子さんがレジを担当。そして、イートイン担当が、正本さんの妹の古川純子さんと新たに加わった料理人の西山優子さん。
昼は外光が入る明るいカフェですが、夜はガラリと変わり、落ち着いた雰囲気に。パンが並んでいたキッチン前がカウンター席になり、一人でも利用しやすいよう工夫されています。和洋バラエティに富んだお料理を、ビオワインや日本酒など、純子さんがセレクトしたお酒と一緒に楽しめます。
「大阪天満宮周辺は居酒屋は多いけれど、パン屋はあまり多くないので、パンが好きな方に、お料理とお酒とパンを楽しんでもらえたら」と純子さんはにっこり。実家が居酒屋という西山さんが得意な魚料理のメニューもいろいろ増えたそう。食事はもちろん、お酒に合う、夜のおやつが食べられるお店として足繁く通いたくなります。
最後に、焼き菓子もご紹介しておきましょう。
「チェリーとチョコのパウンドケーキ」や「クランベリーとチョコチップのパウンドケーキ」「アールグレイといちじくのパウンドケーキ」など、パウンドケーキは、どれも甘さ控えめでしっとりとしていて食べやすい。ワインにも合う味わい。「PuPuPuの気まぐれ濃厚ブラウニー」も口溶け抜群。買いやすい値段だから、すでに近隣で隠れた人気スイーツになっています。
「PuPuPuのフロランタン」も「PuPuPuのカリカリクロッカン」もクセになるけれど、スタッフの一番のオススメは、「PuPuPuの香ばしクッキー」。きな粉や米ぬかが入っていて、ネーミングどおり独特の香ばしさがあるクッキーは、他にはない味わいです。
口に入れたら消えてしまう「メレンゲ」もオススメ。レモンの他に、いちごなどもあり、はかないおいしさの虜になるでしょう。
パンを作る正本誠子さんは、3月初旬から産休に入るとのこと。「パンの販売は一旦休止しますが、夏ごろを目処に復帰予定です」。こだわりのジャム類、焼き菓子などは在庫のある限り、引き続き販売するそう。変わらず販売とサービスを担当する妹の古川純子さんは、「新たなメニュー『プププのバーガー&ドックサンド』を、ランチとテイクアウトで供します。17時からのディナータイムには、食事パンをお料理と一緒に召し上がっていただけますよ」とにっこり。
正本さんの復帰を楽しみに待ちつつ、元気の出るカフェ&バールとしておおいに利用したいもの。
「ププププティタプティ ベイカリー&キッチン」
所在地 大阪府大阪市北区天神橋1-13-15 大阪グリーン会館1F
電話番号 06-4301-5240
https://pupupu-bakery.com/
Column
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生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2024.03.10(日)
文・撮影=そおだよおこ