初就航便のギフトとアメニティ、到着後まで続くホスピタリティ
機内で配られるアメニティは、イタリアの高級フレグランスブランド「アクア ディ パルマ」のもの。同ブランドのイメージカラーの深いイエローのポーチの中には、「アクア ディ パルマ」を代表する香り「コロニア」のオーデコロンとハンドクリーム、アイマスクとソックス、歯ブラシと歯磨き粉、さらに除菌ジェルと除菌シートが入っている。機内用のスリッパは、パイル地のキルティングでふかふかの履き心地だ。
アブダビの空港に到着すると、さっそくアバヤを着た女性グループと遭遇。一気に中東の雰囲気に。
ビジネスクラス以上の搭乗客は、あらかじめ予約することでショーファーサービスを利用することができる。「ショーファー」とはフランス語で「お抱えの運転手」のこと。空港からホテルまで運転手付きのハイヤーで送り届けてくれるのだ。車内には、水、おしぼり、wi-fiが完備されている。もちろん、すべて無料だ。
11月から運用が始まった新しいターミナル(ターミナルA)の、手荷物受取ターンテーブル10番近くに、ショーファーサービス予約者専用の待合室が新設された。ソファ、シャワー、ソフトドリンクやスナックなどが用意されている。
待合室の受付でショーファーサービスを予約している旨を伝えれば、外で待っているハイヤーまでエティハド航空のスタッフが案内してくれる。関西からのフライトは、深夜の到着。ロングフライトで疲れていても、深夜でも、これなら安心してホテルに移動することができる。
ファーストクラスにはよくあるが、ビジネスクラスでショーファーサービスを提供している航空会社は、ほぼない。目的地までの手厚いホスピタリティが、エティハド航空の魅力のひとつとなっている。航空券の種類によっては利用できないこともあるので、確認してから予約しよう。
【取材協力】
エティハド航空
ファーストクラスで世界一周
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著 たかせ 藍沙
単行本(ソフトカバー)
定価 3,080円(税込)
ブックマン社
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Column
たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周
ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!
2024.02.09(金)
文・撮影=たかせ藍沙