2023年7月19日(水)、羽田空港第2ターミナルのANA国際線施設が再始動した。この施設は、実は2020年3月末に一度オープンし、美しいデザインと最新のチェックイン機の導入が話題となった。しかし、コロナ禍のため、たった14日間で使用休止となり、このたび3年の時を経ての再始動となったのだ。「ANA SUITE CHECK-IN」も、ファーストクラスラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」も備えている。
羽田空港より運航されるANAの国際線は、コロナ禍に使用されていた第3ターミナルと、今回ご紹介する第2ターミナルを使うことになる。後者は、ロンドン便、香港便など、1日5便での運航開始だ。
2019年にローンチされたファーストクラスの「THE Suite」は、現在順次導入中の最新型シート。こちらも併せてご紹介しよう。
白い部屋のスイートチェックインもいいが、全自動手荷物預け機も試したい

羽田空港第2ターミナル内にANAの国際線施設がオープンしたのは、2020年3月末。タイミングとしては、同年夏に開催される予定だった東京オリンピックに伴う国際線の需給のひっ迫に対応するためだった。オープン14日後にコロナ禍で使用休止となっていたが、水際対策の緩和を受けて、この7月、満を持しての再始動となった。
新施設の最大の特徴は、ズラリと並ぶ13台26レーンの最新型自動手荷物預け機。機内預け荷物をベルトコンベアに載せるのだが、荷物は床下を流れていくので、フロアは驚くほどすっきりしている。

なかでも新しく導入されたのが、搭乗客自身がタッチパネルで手荷物を預けることができる無人手荷物預け機。自動チェックイン機でチェックインを済ませてから、こちらを使って手荷物を預ける。
ファーストクラス搭乗客は「ANA SUITE CHECK-IN」を利用することができるものの、こちらの全自動機も新しいモノ好きには捨てがたい(笑)。早くラウンジに行きたいのであれば、無人機がいいかもしれない。


ファーストクラス搭乗客とANAの上級ステイタス保持者のみが利用することができる「ANA SUITE CHECK-IN」は、チェックイン機が並ぶフロアの一番奧にある。成田空港では黒っぽい小部屋のZカウンターだが、こちらは白。色は変わっても、丁寧なサービスは同様だ。



2023.09.15(金)
文・撮影=たかせ藍沙