ドバイ国際空港からも、ドバイの中心地からも、車で約45分。「アルマハ,ラグジュアリーコレクション・デザートリゾート&スパ」は、ドバイ砂漠保護区の中にあるラグジュアリーリゾートだ。
砂漠を遊び場とした多数のアクティビティはオールインクルーシブ。国際色豊かなゲストたちと一緒に、ラクダやハヤブサと遊び、砂漠を四輪駆動車で駆け抜けてアラビアオリックスと遭遇。今回は、そんな動物たちと触れ合える3つのアクティビティとスパをご紹介しよう。
ラクダの背に揺られて、砂漠に沈む夕日を眺めに行く

「アルマハ」の宿泊料金には、1日2回のアクティビティが含まれている。ファルコニー(鷹狩り)、キャメルトレッキング、ワイルドライフドライブ、ネイチャーウォーク、アーチェリー、乗馬など盛りだくさんだ。
キャメルトレッキングは、その名の通りラクダに乗るアクティビティ。リゾートの敷地内からラクダに乗り、30分ほどかけて砂漠の小高い丘に行き、夕日を眺めるというもの。
ラクダは身体が大きく脚が長いので、背中に乗るのも一苦労。座っているラクダの背中によじ登り、鞍にまたがったところで、「しっかりつかまって!」と言われる。鞍につかまったとたんにラクダが立ち上がるのだが、これが振り落とされそうになるくらいの衝撃! ラクダが立ち上がるときに前後に振られるのだ。隣の列からは女性の叫び声が聞こえた(笑)。

ラクダ使いがロープを引くと、グループごとにロープでつながれたラクダたちが歩き出す。思ったよりも速度は速い。平たくて柔らかい足で砂の上をワッシワッシと歩いていく。高い背中からは、砂漠を遠くまで見渡すことができる。ロープでつながっているので、後のラクダの顔がちょうど手の届くところに来ることも。時おり後のラクダの頭を撫でながらの砂漠の行進だ。



30分ほどラクダの背に揺られたら、ラクダから降りて砂丘の上へ。そこにはスパークリングワインとスナックが用意されていた! ここで日が沈むのを待つのだ。ゲストたちは、グラスを手に夕日に見とれたり、小物を取り出して熱心に写真を撮ったり、日没までの短い時間を思い思いに楽しんでいた。
それにしても、砂漠に沈む夕日の美しいことといったら!



2023.05.21(日)
文・撮影=たかせ藍沙