伝統と新しい感性がミックスされて常に進化しているパリ。この街で生み出されるものはすべてがアーティスティック! それをカジュアルに楽しめるのもパリならでは。宝石みたいなシュークリームやポップな三つ編みヘアピース、洗練された蚤の市、行列のできるフードトラック――。そう、パリにはいまの気分がすべてある。

» 第1回 最旬パティスリーパラダイスが仕掛ける甘い誘惑
» 第2回 モード業界出身オーナーが変えたパリの朝食
» 第3回 ネコが知るリュクスホテルの過ごし方
» 第4回 女性オーナーこだわりのインテリアホテルにチェックイン

ブティックが閉まる日曜にはクリニャンクールへ!

 ブティックが閉まっている日曜に、パリジャンたちが散歩に出かける先は、クリニャンクールの蚤の市がお約束。この蚤の市内のマルシェ・ポール・ベール周辺に新しい動きが浮上している。

「マ・ココット」の椅子に腰を沈めたら、思わず長居してしまいそう。

 まずレストラン「マ・ココット」がオープン。以前は飲食店が少ないために昼食難民になりがちだったショッピング客の憩いの場になっている。スタルクによるデザインで、蚤の市で見つけたヴィンテージ家具や雑貨、ユーズドの本が飾られ、暖炉が燃えるコージーな店内は、まるで誰かの家のような雰囲気。牛の頰肉のパルマンティエ(17.50ユーロ)やタルト・タタン(8.50ユーロ)のような気さくなフランス伝統料理が食べられる。

Ma Cocotte (マ・ココット)
所在地 106 rue des Rosiers 93400 Saint-Ouen
電話番号 +33-1-4951-7000
URL http://www.macocotte-lespuces.com
営業時間 9:00~11:00(ラストオーダー)、12:00~15:00(ラストオーダー)、19:00~23:00(ラストオーダー)(月~金曜日)、 12:00~17:00(ラストオーダー)、19:00~23:00(ラストオーダー)(土・日曜日)
定休日 無休

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2014.02.15(土)
取材・文=安田薫子
撮影=水島優

CREA 2014年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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