伝統と新しい感性がミックスされて常に進化しているパリ。この街で生み出されるものはすべてがアーティスティック! それをカジュアルに楽しめるのもパリならでは。宝石みたいなシュークリームやポップな三つ編みヘアピース、洗練された蚤の市、行列のできるフードトラック――。そう、パリにはいまの気分がすべてある。
» 第1回 最旬パティスリーパラダイスが仕掛ける甘い誘惑
» 第2回 モード業界出身オーナーが変えたパリの朝食
» 第3回 ネコが知るリュクスホテルの過ごし方
» 第5回 クリニャンクールでアートなアンティークを掘りだし散歩
ボヘミアン、菜園、自然という3つのユニバースを体現
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パリに来たなら、女性オーナーのホテルに宿泊したい。まるで友人のようにゲストを迎えてくれ、内装の細部にまで繊細な心遣いが行き届いている。
南仏出身の女性シェフ、フローラ・ミクラがホテル「オーベルジュ・フローラ」を開店。ボヘミアン、菜園、自然という彼女自身を表すキーワードである3つのユニバースを内装に表現した。どの部屋もフェミニンで心和む滞在ができる。もちろん1階のレストランでは彼女が腕を奮う南仏料理が食べられる。特にメニュー・タパスが好評だ。
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Auberge Flora (オーベルジュ・フローラ)
所在地 44 Boulevard Richard Lenoir 75011
電話番号 +33-1-4700-5277
URL http://www.aubergeflora.fr
料金 1室120ユーロ~
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2014.02.13(木)
取材・文=安田薫子
撮影=水島優
CREA 2014年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。