3人が「救われる」と語る相手は誰?

「おもてなし」をする側の3人だが、そんな彼らこそがデート相手に救われる瞬間が訪れる。救い、救われるという相互関係は、現実世界でも他者との関わりの中でままあること。過去、自身が救われたと感じた経験を尋ねると、吉野さんは「親の存在に救われているなと思います」と切り出した。

「たとえば、自分がめっちゃ疲れたり悩んだりしていて、親に電話するとき。親が何かしら言葉をかけてくれるんです。『頑張りすぎ』みたいなさりげない言葉ひとつでも、肩の荷が下りるというか。親も、周りにいる人たちの言葉にも、いつも助けられているなと思いますね」

 吉野さんがそう言うと、隣に座る川村さんが「うん」と同意を漏らした。

「北人が言うこと、わかる。僕はファンの方に救われることがあります。イベントやSNSでファンの方と話すとき、アーティストとしてだけでなく、“川村壱馬”という個の人間としての人生を尊重してくれていると感じるときがあって。そのとき、すごく救われる気持ちになるんです」

 川村さんが微笑みながら話し、吉野さんも興味深そうに聞き入る。そんな二人をずっとやわらかい眼差しでRIKUさんが眺めていた。

2024.01.21(日)
文=赤山恭子
写真=横山創大
スタイリスト=吉田ケイスケ
ヘアメイク=oya(KIND)≪川村≫,Aki(KIND)≪吉野, RIKU≫

CREA 2024年冬号
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