映画初出演のRIKU「心の中で感じたことを…」

 寡黙ながらも自然な振る舞いで観客を物語に誘ったのは、本作が映画初出演だったRIKUさん。

「心の中で感じたことを目で伝えるような、心の中でしゃべっているような感覚でやっていました」

 そうRIKUさんが話すと、吉野さんもうなずく。

「できるだけ自然体でやることを僕も意識しました。日常を見せるシーンも多かったので、本当に自然体で」

 一方、川村さんは演じた刹那と自身にリンクするところがあったと話す。

「大阪出身で関西弁のところも同じですし、後半のとあるシーンでは自分で考えた3分くらいの台詞もあります。“壱馬の言葉でお願いしたい”と監督に言われて、自分と親の関係も考えながら経験を基に紡ぎました。想いの詰まった台詞です」

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CREA 2024年冬号
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