ボーカルの3人は互いにどんなギフトを贈り合う?
EXILEの弟分にあたる“Jr.EXILE”の中でも、ひときわ輝きを放つTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。
ボーカルのRIKUさん、川村壱馬さん、吉野北人さんへのインタビューでは、後編でも引き続き、ボーカリストとしての変化について語ってもらった。
また、発売中のCREA本誌の特集『贈りものバイブル』に合わせ、3人のギフトにまつわるワクワクエピソードも展開、お見逃しなく。
(全2回の2回目。前編より続く)
「壱馬って……僕の中では、青い炎のような印象」(RIKUさん)
――後編でも、引き続き、お三方のボーカリストとしての成長と変化について伺いたいと思います。4周年を迎えて、ご自身以外、ほかのお二方について、変わった点や感じている魅力を教えていただけますか? 川村さんについて、一緒に歌っていてどのように感じていますか?
吉野 壱馬は、一言で言うと、やっぱり「THE RAMPAGEの歌声」。ラップもそうですし、THE RAMPAGEを、より体現している声の持ち主だと思っています。RIKUさんや僕には出せないような存在感も持っているので、そういう意味でも、THE RAMPAGEの軸になっていますね。
川村 北人の言ってくれたこと、すごく嬉しいところです。しっかり自分が軸になるという気持ちは、ずっと持ち続けてきたので。もちろん16人がそうだったら、すごく素晴らしいんです。
その気持ちでやってきた分、一緒に歌っている北人が、グループにとってそういう存在だと感じてくれているのは、素直にめちゃくちゃ嬉しいです。すごく見てくれているのかな、と思います。
RIKU 壱馬は、例えば『LIVE×ONLINE』でも、ライブ用にラップを作って表現したりもしますし、メッセージ性がすごく強いので、一見「ラップの人」という印象を持つ方もいるかもしれません。
けど、実はすごく繊細な歌声を持っているんですよね。アルバム収録曲で言えば、『BAD LUV』や『FEARS』を聴いていただければ、特にわかると思うんですけど。
壱馬って……僕の中では、青い炎のような印象です。もともと壱馬は、赤い炎だったんです。でも、THE RAMPAGEをまっとうしていく中で、どんどん青い炎に変わっていった。
そこが、壱馬の大きな成長だと僕は思っていますし、さらに魅力を引き出している部分にもなっている。だからこそ、フォトエッセイで綴っていたような言葉が出てくるんだろうな、とすごく感じています。
2021.02.15(月)
文=赤山恭子
撮影=榎本麻美
動画撮影=松本輝一