
ニューヨークを拠点に活動するクリエイティブディレクターの渡邊デルーカ瞳さん。
デザインを仕事にしながら、DEAN & DELUCAの創設者、ジョルジョ・デルーカ氏と結婚。ジョルジョが大好きな果物を使った焼き菓子を作り始めました。
ここ数年作っているのは、アメリカンパイ。生地はもちろんのこと、フィリングとの割合にも試行錯誤し、誰も見たことがない“デザインパイ”は書籍「デルーカ家のパイ」(文化出版局)にまとめられ、憧れのパイを自分でも作れるように!
本には四季折々のパイレシピが紹介されていますが、生地を作りやすく、オーブンを使っても暑くなくて、なにより人が集まる機会が増えるこれからの季節にぴったりのパイ作りに挑戦してみませんか?
◆「アメリカンパイ」の生地作り
「デルーカ家のパイ」ではフードプロセッサーがある場合とない場合の記事のレシピが紹介されています。ここでは、フードプロセッサーを使った生地のレシピをご紹介しましょう。

■材料(約480g)
・準強力粉:255g
・きび砂糖(または三温糖):大さじ1と1/2
・自然塩:小さじ3/4
・ショートニング:66g(冷やしておく)
・バター:114g(冷やしておく)
・ウォッカ:大さじ2~4
■作り方
(1)フードプロセッサーに準強力粉、きび砂糖、自然塩を入れ、5秒ほど攪拌する。
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(2)バターを冷蔵庫から出して1〜2センチ角に切り、ショートニングとともに1に加える。小刻みに20回ほどONとOFFを繰り返してそぼろ状になるまで攪拌する。

(3)ウォッカを少しずつ加えながら攪拌し、生地がまとまるまで加えていく。生地はホロッとして、やや崩れそうな状態。最後は手でひとまとめにする。生地の完成。
Note: 湿度によってウォッカの量は多少変わり、入れすぎると生地がダレやすくなるので注意。

Note:でき上がった生地は、グルテンを引き締めるために最低1時間は冷蔵庫で冷やしてから使ってください。冷蔵保存であれば2~3日、冷凍の場合は1カ月は問題なく使用できます。
2023.12.05(火)
文=CREA編集部
撮影・スタイリング=渡邊デルーカ瞳