■アップルパイの作り方

(1)残りのパイ生地を冷蔵庫から取り出して台にのせ、めん棒で直径約24センチにのばす。パイ皿に敷き、冷蔵庫で最低10分冷やす。

(2)冷蔵庫から取り出し、薄力粉を内側の底部分に薄くふる。

(3)りんごの水気をペーパータオルで吸い取り、できるだけ隙間ができないようにりんごを敷き詰める。

(4)1センチ角にカットしたバターと、残りのブラウンシュガー10グラムをまんべんなく散らす。

(5)ふち部分に刷毛でとき卵を塗り、デザイン生地を冷蔵庫から取り出して上にのせ、はみ出した部分をナイフで切り落とす。

(6)楊枝で全体に穴をあけ、冷凍庫で15分冷やす。とき卵を刷毛で表面にぬり、中ザラ糖、自然塩を順にふる。

(7)220度にあたためたオーブンで15分、190度に温度を下げて45分焼く。パイ皿ごと網に乗せ、常温になるまで冷ます。

(8)パイ皿の中でカットして取り出す。常温になるまで冷ますとカットしやすいが、それでも1スライス目は崩れやすいので注意。

渡邊デルーカ瞳(わたなべでるーかひとみ)

School of Visual Arts(ニューヨーク)卒業後、MTVとブランディング事務所を経て2008年にパートナーのIku Oyamadaと共にHI(NY)design [ハイニューヨークデザイン]を設立。2016年には日本支店を京都に開設する。主な仕事に、米国コカコーラの新商品ブランディングやWaphyto(ワフィト)のブランディングなど。著書に『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと(クロスメディア・パブリッシング)がある。『デルーカ家のパイ』では、レシピのほか、アートディレクションとブックデザイン、撮影、スタイリングも担当。
Instagram:@hitomi_w_deluca

デルーカ家のパイ

幾何学模様で装飾された見たこともないパイの数々。著者は、NY を拠点にクリエイティブディレクターとして活躍する渡邊デルーカ瞳さん。夫は DEAN & DELUCA の創始者であるジョルジョ・デルーカ氏。瞳さんは、ジョルジョ氏のために「おいしいお菓子を作ってあげたい……」と、その一心で、くる日もくる日もキッチンで奮闘を続けます。材料や道具、作り方の一つ一つを追求し、改良を重ね、その研究の成果とパイのレシピを自身のブログで公開。そのレシピはさらにブラッシュアップされ、本書ではその最新版を掲載しています。日本の家庭でも同様に作れるよう、手に入りやすい材料や道具を微調整。また、シーズンごとにデルーカ家の日常を写真と共に収録しています。
定価 2,200円(税込)
文化出版局
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2023.12.05(火)
文=CREA編集部
撮影・スタイリング=渡邊デルーカ瞳