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「インターコンチネンタル ダナン サンペニンシュラ リゾート...
「インターコンチネンタル ダナン サンペニンシュラ リゾート...
その日の食事が楽しみでたまらなくなる名ダイニング
![自家栽培のハーブや野菜をたっぷりと使ったベトナム料理は上品な味。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/8/1280wm/img_38fff28ee2c64d5f0aae96916faa9b85236993.jpg)
美食の国ベトナムでは、ヘルシーな料理も楽しみだ。オールデイダイニングの「シトロン」では、北部、中部、南部それぞれの郷土料理を用意している。
ダナンのミークアン(汁なし合え麺)やコムガー(鶏のだしで炊いたご飯と茹で鶏)はもちろんのこと、ハノイスタイルのフォーやホーチミンのバインセオ(オムレツ)も、ご当地に劣らない美味しさだ。
![明るく開放的な店内。天井に大胆に描かれているのは、ソンチャ半島在来種の鳥の姿。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/1280wm/img_e036338330336e0c922278cd91ded991195953.jpg)
一見するとけっして派手さのないベトナム料理。でも、一口食べれば、その上品な味わいに驚かされるはず。すっきりとした魚の出汁はまろやかな風味で、シャキシャキとした野菜も香ばしいハーブも、弾力あるチキンも新鮮そのもの。「郷土料理は街中のカジュアルなレストランで」と思いがちだけれど、洗練されたモダンなベトナム料理は、また違った感動がある。
「シトロン」で狙いたいのは、テラス席。ノンラー(ベトナムの伝統的な木の葉でできた円錐形の帽子)をモチーフにしたテラス席は、まるで宙に浮いているかのようなユニークな造り。視界を遮るものは一切ないから、水平線まで一気に望むことができる。
![ベトナムの伝統的な帽子「ノンラー」を逆さまにした形に見えるノンラー席。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/9/1280wm/img_79d99519ecfb49412293f9de98970a65112811.jpg)
日差しが穏やかな朝は、ノンラー席が心地よい時間。限定5席、朝食時の予約はできないので、ぜひ、混雑する時間を避けて早起きをしてみては?
滞在中、一度はドレスアップして出かけたいのが、フレンチの「ラ・メゾン1888」。世界に名だたる美食の巨匠、ピエール・ガニェールが監修するレストランだ。ベトナムの食材をみごとに生かしつつピエール・ガニェールの真髄に迫る料理は、ここに来なければ食べることができない。
![「ラ・メゾン1888」はディナータイムのみの営業。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/1280wm/img_a1a9cb3334cc9eb03c25c03e6a136c1b350979.jpg)
![「ラ・メゾン1888」の中にある「バッファローバー」。食前食後はここでグラスを傾けて。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/1280wm/img_6743db4c090e4f08300ae340e20f25f2127550.jpg)
フランス植民地時代の邸宅をイメージしたコロニアル調の建物は、開放的な南国ムードとはまた違った趣で、しとやかにゲストを迎えている。ウェイティングバーでアペリティフを楽しんだ後にメインダイニングへ……。
そんなクラシックなもてなしのスタイルも、特別な気分にさせてくれるだろう。
![シェフズテーブルを楽しめる席は、邸宅のリビングのよう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/1280wm/img_fc8da23ff1d56b81f4dbf55e40a93dac157502.jpg)
ビーチとプールだけではない、洗練されたダイニングも楽しみなリゾート。大人のバカンスを、ダナンでゆっくりと満喫したい。
InterContinental Danang Sun Peninsula Resort
所在地 Bai Bac, SonTra Peninsula Danang 550000 Vietnam
電話番号 236 3938 888
料金 1泊朝食付き580ドル(2名利用 税サ別)~
https://www.danang.intercontinental.com/ja/accommodation/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
2023.11.30(木)
文・撮影=芹澤和美