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「インターコンチネンタル ダナン サンペニンシュラ リゾート...
「インターコンチネンタル ダナン サンペニンシュラ リゾート...
![ソンチャ山へと続く斜面に、4階層に渡って広がるリゾート。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/c/1280wm/img_ec5ba6bd18dd8405e1ff966776fc26fc171783.jpg)
コロナ禍を経てようやく海外への門戸が開いたものの、円安、世界的な物価上昇……と、海外旅行も慎重になってしまうこの頃。そんななか、リーズナブルに楽しめるうえに料理がおいしく、ショッピングも楽しめるデスティネーションのひとつが、ベトナムだ。
かつてベトナム旅行といえば、ホーチミンやハノイが定番だったが、ここ数年は、中部の都市、ダナンも根強い人気。成田から直行便で約6時間40分、美しいビーチも都市部も楽しめるダナンは、日本から気軽に行けるデスティネーションのひとつになった。
フォーブス誌の「世界で最も魅力的なビーチの一つ」に選ばれた郊外のミーケビーチには、多くのホテルが並び、とても賑やか。だが、その先のソンチャ半島まで足を延ばせば、さらに魅力的なリゾートがある。
![緩やかな傾斜地に建つ建物群は、まるでひとつの集落のよう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/1280wm/img_b6e5f6b093d35bd048ebd4789522fd94166656.jpg)
ソンチャ半島自然保護区にある「インターコンチネンタル ダナン サンペニンシュラ リゾート」は、ダナンきっての5つ星リゾート。
インターコンチネンタル=都市部の近代的なラグジュアリーホテルのイメージがあるが、ここは完全に大自然のなか! 目の前は遮るもののない大海原、背後には熱帯雨林が迫る。
![客室数は189室。700mものプライベートビーチはゲストで混み合うことなく穏やか。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/e/1280wm/img_3e459a5f6ecefb325ac415a73e2ac3a6170159.jpg)
ロケーションはダイナミックだが、ダナン国際空港から車で約30分と、アクセスしやすい。市内から賑やかな海岸沿いを抜け、やがて風光明媚な断崖が見えてきたら、まもなく到着。
豊かに葉を茂らせる南国の樹と極彩色の花々、フロント棟の向こうにキラキラと光るダナン湾、上品なオリエンタルの内装……。足を踏み入れたとたん、一気にリゾート気分が盛り上がる。
![丘の上に位置するロビーは開放的。足を踏み入れてすぐに写真を撮りたくなる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/1280wm/img_650817da2f876cffc28f9a1aeade8ed1117086.jpg)
![シンチャオ(こんにちは)。出迎えてくれるアオザイ姿のスタッフ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/a/1280wm/img_5ac25cb605bda22df63c017280901362161662.jpg)
インテリアのモチーフとなっているのは、寺院や古都ホイアンの提灯、蓮の花など、ベトナムの伝統的な風景。アーティスト・建築家・ランドスケープデザイナーのビル・ベンズリー氏が手掛けた内装は、繊細な曲線美あり、ときにダイナミックな絵画ありと、自由で変化に富んでいる。
アートや建築好きなら、間違いなく好奇心を刺激されるはず。「こんなところに!」と思う細部にまで趣向を凝らしているから、たびたび足を止めて鑑賞したくなる。これまで数々の有名リゾートを手掛けてきたビル自身も、ここは一番のお気に入りなのだとか。
![ロビーの下に位置するラウンジから、入り江の先に広がる海を一望。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/1280wm/img_21807d25f5b32bc91d11b2b5096fea7e118520.jpg)
2023.11.30(木)
文・撮影=芹澤和美