この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年12月5日)

» きのうのレシピ「牡蠣の生姜佃煮のっけごはん」


vol.144 バーモントえのきのっけカレー

バーモントえのきのっけカレー。
バーモントえのきのっけカレー。

 たまにモーレツに食べたくなるバーモントカレー。母の作るカレーは豚バラ肉のブロック、じゃがいも、にんじん、玉ねぎが定番でした。

 大学時代に友人の家で食べたカレーにえのき茸が入っていて衝撃をうけました。このえのきカレーがすごくおいしかったんです。あの全く味にブレがでないはずのルーのカレーにえのき茸が入ると、なんともまろやかでおいしい味わいに。今回は豆乳も足してさらにまろやか度アップ!

 バーモントえのき、リングネームみたいでいいですよね。

■材料(2人分)

・バーモントカレー(ルー):3個
・えのき茸:1pc 200g
・豚バラ薄切り肉:120g
・玉ねぎ:1/2個
・豆乳:1カップ
・にんにくみじん:1/2片
・ごはん:好きなだけ

■作り方

(1) えのき茸は根元を落とし、3センチの長さに切る。豚肉は3センチ幅に切る。玉ねぎは薄切りにする。

(2) 深めのフライパンに豚肉を入れて中火で熱し、出てきた脂をふきとる。にんにく、玉ねぎ、えのき茸をいれてさっと炒め、水1カップを入れて強火で熱する。

(3) 沸騰したらルーを入れて溶かし、豆乳を加え、ひと煮立ちしたら火をとめる。

(4) 器にごはんを盛って、(3)をかける。

 エリンギやしめじなども追加で入れてもいいですが、えのき茸は絶対入れて下さい。えのき茸なくしてバーモントえのきのおいしさは体験できません。

 それにしても、昨日の投稿、「白央篤司」と書いて「かきが大好き、このままかきだけを奪い去りたい」って…… (笑)。私は「白央篤司」と書いて「しらす大好き」と読んでましたが、あらためます。

バーモントカレー 中辛 233円/ハウス食品
バーモントカレー 中辛 233円/ハウス食品

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.12.05(火)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔