【2023年11月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 韓国&北朝鮮=天梁星は、今月を代表する星のひとつで、吉星の化禄が入ってきます。経済面は好調で、特に韓国のエンタメ業界は、アジアを代表する存在としての華々しいポジションを確立していくでしょう。ただ、凶星の羊刃があることから、今月も政治的舌戦が起きやすい模様。中東問題やウクライナ侵攻など、紛争地域の支援をめぐる南北間の対立が顕著になっていくのかもしれません。

 東南アジア=太陽星には、吉星の天鉞と金匱が入ってきます。これは喜びに喜びが重なる星回り。農業と漁業、観光業、ハイテク業は大きく発展するでしょう。しかし、他の複数の星からの悪影響を受けるため、重大な交通事故が起きる可能性は高めです。吉星の力で抑制されることを願いますが、この地域を訪れる人は、十分に注意をしてください。

 中国=武曲星は、今月を代表する星のひとつで、凶星の化忌を伴います。さらには鈴星と破碎という凶星もあり、経済がふるわず、金銭的な大損失を受けそうなひと月です。また、悲しみや叫びを意味する星回りでもあり、締め付けや不条理に泣く民衆の姿がイメージされます。三方四正で繋がる廉貞・天相星の左輔星と文昌からのご加護を期待するのみです。

 台湾=天同星には、吉星の天魁と凶星の病符。インフルエンザなどの流行が心配されますが、吉星の力で抑えられ、大事には至らないものと思われます。ただ、三方四正で繋がる巨門星にある陀羅の影響で、先月に引き続き、政治的舌戦は見られることでしょう。来年1月に総統選を控えていることから、日ごと加熱していく状況は避けられないでしょう。

 皆さんの住む日本=七殺星には、吉星の右弼と文曲。右弼はホテル&観光業、農業&漁業、金融業をサポート。文曲はテクノロジーの発展を助けてくれるでしょう。技術大国日本の復活となるような発表を期待したいところです。その一方、凶星の空亡があること、三方四正で繋がる破軍星の天狗、銀河線で繋がる紫微・天府星の地劫と白虎……と多くの凶星の影響を受けることから、感染症が流行する可能性も。基本的な感染症対策の手を緩めないことが大切です。

2023.10.30(月)
文=堀 由美子