【2023年11月】悟明老師が占う開運行動

 ウクライナ侵攻に加え、中東問題も発生し、世界に不穏な空気が漂い、夢や理想を抱きにくい時代となってしまいましたが、星回り的には、求める者は救われる時期。叶うか否かにとらわれて立ち止まらず、とにかく行動することが肝要です。恋愛や人間関係を含め、どうか“求める気持ち”を忘れないでください。

 今月の運気を活かす開運アイテムは、以下の3つです。

 1つ目は「ひょうたん」。

 中国語では「葫蘆(フールウ)」といい、「葫」の音が「福」に近いことから、縁起物として親しまれています。災いをはねのけ、幸運をもたらすほか、財をためこむ金庫の役割をするとも言われるひょうたんを身近に置いて、たくさんの幸を取り込んでください。天然素材の小さめのものを用意し、バッグにつけるなどして携帯するのが理想的です。

 2つ目は「文昌筆」と呼ばれる風水アイテム。

 これは学問の神様である文昌帝君にちなんだ、筆モチーフの木彫りの置物で、1m以上あるものから、キーホルダーサイズまで、大きさはさまざまです。知恵を授けてくれると言われ、大きいものはオフィスや書斎の机の上に飾り、小さいものは試験の際のお守りとして携帯する形で用いられています。準備が難しい場合は、一般的な毛筆で代用を。常に携帯したい場合は、万年筆でもOK。そうした代用品の場合、新品であることが重要です。どちらも寺社の線香で清めてから飾ってください。毛筆の場合は、デスク周りに掛けておくと良いでしょう。

 3つ目は「木炭」。

 中国語の“炭”の発音と、台湾語の稼ぐという動詞“賺”の発音が近いことから“ずっと稼ぎ続けられる”縁起物として用いられています。日本でも浄水や消臭に使われるほか、場の“気”を清めるアイテムとして取り入れている人もいるのでは。開運アイテムとして使えるのは、真っ直ぐに伸びた木炭。人脈、資金、仕事に恵まれ、自らの働きで“稼ぎ続ける力”をもたらす効果があるといわれています。

 木炭の長さは八寸八分(約27センチ)のものが理想的ですが、手に入れにくい場合は、30センチでもOKです。長さよりも重要なのは、まっすぐであること、そして立てたときに倒れない太さであること。これをオフィスやリビングなどの目につきやすい場所に立てて飾ります。くれぐれも倒してしまうことのないよう注意してください。

 今月のラッキーカラーは、白と黒。吉方位は、北と西。求めるものは、この方角で手に入ります。寺社へお参りする際も、この方角へ。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2023.10.30(月)
文=堀 由美子