この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月3日)

» きのうのレシピ「松山あげの卵とじ丼」


vol.51 マグロキムチユッケ丼

マグロキムチユッケ丼。
マグロキムチユッケ丼。

 スーパーに行ったら、メジマグロが手頃だったんですよ。サクで買ってちょっと味見してみたら、さっぱり軽い感じ。

 よし、キムチとごま油で旨みとコクをプラスし、ユッケ丼にしましょうか。

■材料(1人分)

・メジマグロ:100g
・白菜キムチ:45g
・卵黄:1個
・ごはん:適量

A
・醤油:小さじ1/2    
・ごま油:小さじ1/2
・いりごま:少々

■作り方

(1) マグロは1センチ角~2センチ角程度に粗く刻む。キムチは細かく刻む。

(2) ボウルなどに(1)を入れてAを加え、よく和える。

(3) ごはんをよそい、(2)、卵黄をのせる。

 味わいの軽いお刺身に、キムチの旨みと塩気、ごま油と卵黄のコクをプラスして味のバランスを取りました。お安いマグロなんかはこんな使い方、いいですね。

 あまった卵白はお味噌汁に入れましたよ(これ、定番の消費方法)。先日使ったポークランチョンミート、お味噌汁の実にするのもおすすめ。水から煮て、好みの野菜を合わせてください。出汁も要りません。写真はズッキーニと合わせたもの、いいコンビなんです。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.09.03(日)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔