この記事の連載
間欠泉が吹き上がる「ゲイシール」
続いて車で40分ほど移動してゲイシールに着いた。この辺りは地熱地帯で湯煙を上げる穴や泉があちこちに。
一番活動的な「ストロックル間欠泉」の周りにはカメラを持つ人だかり。場所によっては熱水がかかりそうでどこに立てばいいのか迷う。5~10分ごとに噴き上げると聞かされていたけれど前触れで終わったり、2回連続だったりと規則性はないよう。
歓声とため息。写真に、動画、タイミングに合わせて上手く撮るのは難しいな。
噴き上げるたびに、立っている足元もドクドクしている気がして落ち着かなかった。まさに地球の鼓動のよう。この島は生きているのだ。
地獄谷のゲイシール。ちなみにこの名の着いた間欠泉はかつて70メートルもの熱水を噴き上げていたらしいが今はおとなしい。
2023.08.23(水)
文・撮影=大坪千夏