この記事の連載
アジアのレストランランキングに、バンコクの評判店が常連として顔を出すようになって久しい。今や感度の高い世界のグルメは、こぞってこの街を目指す。いざ、風味絶佳の桃源郷へ。
王道のタイ料理の他、フレンチやインド料理などがバンコクで楽しめる、至福のレストラン6軒を6回にわたりご紹介。
日本から直送された食材を贅沢に使用
◆Elements, Inspired by Ciel Bleu(エレメンツ インスパイア・バイ・シエルブルー)
こちらは、「オークラ プレステージバンコク」のメインダイニング。
その名の通り、「ホテルオークラアムステルダム」が誇るレストラン「シエルブルー」の技術と美学を、バンコクの地で開花させることに成功している。
コンセプトは、日本料理の影響を色濃く感じさせるフレンチ。食材に関しても、イクラ、ホタテ、和牛など、日本から直送したものをふんだんに使用している。また、梅干しやジャパニーズウイスキーによる味付けも、この店ならでは。
コースは、エクスペリエンス=体験と謳われる。4品の“KU-KI”、6品の“CHIKYU”、8品の“MIZU”の3つが用意されている。
2022年よりシェフを務めるのは、スペイン出身のジェラルド・ホカヨ氏。シエルブルーでの経験を生かし、さらなる新風を吹き込んだ。
オークラというブランドの底力を感じる体験を楽しみたい。
Elements, Inspired by Ciel Bleu(エレメンツ インスパイア・バイ・シエルブルー)
所在地 25F,The Okura Prestige Bangkok,57 Wireless Rd., Bangkok
電話番号 02 687 9000
営業時間 18:00~22:30
定休日 月・火曜
●コースは“KU-KI” 4,100タイバーツ、“CHIKYU” 4,800タイバーツ、“MIZU” 5,900タイバーツ
https://www.okurabangkok.com/ja/dining/elements-inspired-by-ciel-bleu
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.06.30(金)
文=下井草 秀
撮影=佐藤 亘