この記事の連載
アジアのレストランランキングに、バンコクの評判店が常連として顔を出すようになって久しい。今や感度の高い世界のグルメは、こぞってこの街を目指す。いざ、風味絶佳の桃源郷へ。
王道のタイ料理の他、フレンチやインド料理などがバンコクで楽しめる、至福のレストラン6軒を6回にわたりご紹介。
日本から直送された食材を贅沢に使用
◆Elements, Inspired by Ciel Bleu(エレメンツ インスパイア・バイ・シエルブルー)
![“MIZU”コースより“ウナギの燻製”。キャビア、クレソンをのせ、凍らせたフレッシュクリームの粒とともに賞味。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d9f667a7f5d1d04b89d38cb699e1dc45115187.jpg)
こちらは、「オークラ プレステージバンコク」のメインダイニング。
その名の通り、「ホテルオークラアムステルダム」が誇るレストラン「シエルブルー」の技術と美学を、バンコクの地で開花させることに成功している。
![“北海道産ホタテ”。白ワインとポン酢を加えたクリームソースをかけ、すり下ろした乾燥ホタテを振りかけて仕上げる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/1280wm/img_a4dfaad65892a7659518353f0de2af6d204353.jpg)
コンセプトは、日本料理の影響を色濃く感じさせるフレンチ。食材に関しても、イクラ、ホタテ、和牛など、日本から直送したものをふんだんに使用している。また、梅干しやジャパニーズウイスキーによる味付けも、この店ならでは。
![レストランがあるのは、「オークラ プレステージバンコク」の25階。ホテル周辺は、都心でありながらも緑濃い環境に恵まれている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/8/1280wm/img_a8d984d6fd3e5445d7f868554c133770350731.jpg)
コースは、エクスペリエンス=体験と謳われる。4品の“KU-KI”、6品の“CHIKYU”、8品の“MIZU”の3つが用意されている。
![ホテルのロビー階から見上げる吹き抜けのアトリウム。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1280wm/img_cba396f9bb241afacca01891445b3fd8108761.jpg)
2022年よりシェフを務めるのは、スペイン出身のジェラルド・ホカヨ氏。シエルブルーでの経験を生かし、さらなる新風を吹き込んだ。
オークラというブランドの底力を感じる体験を楽しみたい。
![ゆったりとしたホール。窓の外はテラスとなっているので、食事の前後には、バンコクの摩天楼を眺めるのも楽しい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/2/1280wm/img_527edf45f74a9f61e8e4096ea4a4694d144956.jpg)
Elements, Inspired by Ciel Bleu(エレメンツ インスパイア・バイ・シエルブルー)
所在地 25F,The Okura Prestige Bangkok,57 Wireless Rd., Bangkok
電話番号 02 687 9000
営業時間 18:00~22:30
定休日 月・火曜
●コースは“KU-KI” 4,100タイバーツ、“CHIKYU” 4,800タイバーツ、“MIZU” 5,900タイバーツ
https://www.okurabangkok.com/ja/dining/elements-inspired-by-ciel-bleu
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.06.30(金)
文=下井草 秀
撮影=佐藤 亘
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。