こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
花粉シーズンもようやく終わり、本格的にマスクを外す時期がやってきましたね。
久々にフルメイクをするという方も多いのではないでしょうか?
私も最近、改めてメイクアイテムを見直しているのですが、ふと疑問が生まれました。長らく使っていなかったアイテムはいつまで使っていいものだろうかと。
そこでメイクアイテムの捨て時とグッズのお手入れ方法について、ヘア&メイクアップアーティストさんに教わりました。
メイク用品にも消費期限はある
教えてくれたのは、ヘア&メイクアップアーティストの藤岡ちせさん。
藤岡さんは、人気タレントやミュージシャンなどのヘアメイクを数多く担当してきたほか、女性アナウンサーを対象にした講座でメイクを教える講師活動を行うなど、幅広い分野で活躍しているこの道30年のベテラン。
藤岡さんのHP
以前のコラムでも、「メイク時に使う鏡の選び方と使い方」について教えてもらいました。
「久しぶりに取り出したメイクグッズを使おうとする場合、まずは開封後どれくらいの期間が経っているかを確かめてください。化粧品には、水分や油分だけでなく様々な成分が含まれていますので、一度も使っていなかったとしても、時間の経過と共に成分が変質している場合があるのです」
成分が変質していると、キレイに発色しない、肌につかない、のらない……などの不具合が出てくるとか。衛生面はもちろんのこと、メイクを美しく仕上げるためにも、「捨て時」は意識すべきなのです。
では、どれくらいの期間を目安に捨てる選択をするべきなのでしょう?
「液体や油分を含むものは開封後3カ月〜1年程度、パウダー状のものは1年〜2年程度だと思います。ただし、明らかに見た目や香りに異変がある時はただちに使用を中止しましょう」
リキッドファンデーションやリップ、マスカラなど、油分が多いものや液体状のものは、「まだ使える」と思っても、1年使っていなかったら、使わないほうがベターとか。
一方、チークやアイシャドウなどパウダー系のアイテムは、1年使っていない場合は、状態をよく見るのが大事だそう。
「においや変色のほか、固まっていないかどうかもチェックしてください。アイシャドウなどが固まっている場合は、皮脂がついて雑菌が繁殖した可能性があります。これは、メイクの完成度の面からも衛生面からもNGです。使用量にかかわらず、処分するのがオススメです」
2023.05.28(日)
文=にらさわあきこ
写真=藤岡ちせ