例年より早く桜の満開を迎えた、3月下旬の東京。
皇居では4年ぶりに乾通りの一般公開もされお花見客で賑わいましたが、都心のビル群にも季節を愉しめる場所があるのを、ご存じでしょうか。
たまには、おひとりさまでゆったりと季節を味わい、固まった心をほぐす、ゆるむ休日を過ごしてみるのかいかが?
》そのとき、一番おいしい日本を味わう「星のや東京」の極上の食体験にご招待
》四季折々のアクティビティが充実、星のや東京の五感を刺激する旅へ
東京駅にも皇居にも歩いていける、都心の日本旅館
そこは、オフィス街の大手町にそびえ立つ“塔の日本旅館”。東京駅からもすぐ。地下2階、地上17階からなるこの建物の全てが「星のや東京」なのです。
まず目を引くのは、建物の表面を覆う日本の伝統模様「麻の葉崩し」の格子。近代的なビルに日本旅館の要素を取り入れ、伝統文化をモダンに継承しています。
青森ヒバの一枚扉が開き、玄関に一歩足を踏み入れると、奥行きのある廊下の先に満開の桜がお出迎え。つい先ほどまで都心の高層ビルに囲まれていたとは思えないほど、非日常的な和の空間が広がります。
白檀をベースにした、「星のや東京」オリジナルの匂い香に包まれてうっとりしていると、スタッフの方が靴を預かってくれます。実は館内はフロアのみならず、エレベーターやダイニングまで畳敷きになっているというこだわりよう。壁一面に並ぶ竹の格子の下駄箱に履物をしまったら、自宅にいるようなリラックスした気分に。心地よい時間を過ごすことができます。
2023.05.01(月)
文=磯村実穂