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「未来はいつも面白い」から、『笑って人類!』

――すごくポジティブですね。タイトルも「笑って」と呼びかけていて、太田さんらしさを感じました。

太田 テレビ番組『笑っていいとも!』(フジテレビ)の放送が終わったしね。タイトルには、みんなが笑える出来事になればいいな、という思いを込めました。

 『笑って人類!』は小難しいことも書いているけど、基本はエンターテインメントだから。読者の人には楽しんでほしいです。

――『笑って人類!』は3月発売で、村上春樹さんも4月に6年ぶりの新作を出すそうです。そういえば同じ時期ですね。

太田 ……村上くんって、言うんですか? その人。新作は原稿用紙1200枚だとかで。俺の作品も1200枚だからね。意識してるのかな? なんてね。へっへっへ。

 同じ時期なのは、うれしいですよ。読み比べてほしいです。

――今後の作品づくりについても、ぜひお聞かせください。

太田 たまっている文章はあるんですけどね。とにかく、この作品を何とかしなきゃっていう思いが大きかったから。これが世に出たら、また次に、という気持ちになるだろうなと思っています。

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太田 光(おおた・ひかり)

1965年5月13日生まれ。埼玉県出身。1988年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。現在は、2カ月に1度開催する「タイタンライブ」への出演のほか、テレビやラジオのレギュラー番組を多数抱える。2022年に公式YouTubeチャンネル『爆笑問題のコント テレビの話』を開設。執筆活動にも精力的で、小説『マボロシの鳥』(2010年)、『文明の子』(2012年)を上梓した。

笑って人類!

定価 2,420円(税込)
幻冬舎
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2023.03.08(水)
文=ゆきどっぐ
撮影=榎本麻美/文藝春秋
スタイリスト=植田雅恵