爪痕を残した! 次期大河主演候補たち
・菅田将暉(源義経役)
白い歯に狂気を添えて「俺が俺が」アピールしてくる姿はクレイジーかつデンジャラス! かつてこんなに怖くてかわいい義経がいただろうか。課金しない主義の友人が月額990円を払いNHKオンデマンドに入り、八艘跳びのシーンを何十回もリピートしている。菅田将暉、恐ろしい子! 脚本・配役など全て今回のメンバーのまま「クレイジー義経」という大河ドラマを作ってくれないだろうか。
・金子大地(源頼家役)
ヒステリックかつロンリネスな頼家、大好きだった……! 才能はあるのに、すべてのタイミングが悪すぎ孤立。病気で意識がない間に頭を丸刈りにされ、家族が殺されるって辛すぎる(泣)。金子さんはこのドラマで初めて知ったが、見事なほど整った五月人形顔でガッツリハートを掴まれた。いつか大河ドラマ「坂田金時」をするなら主演は彼以外いない。「魔法のリノベ」の久保寺役で見せたリズム感も最高。応援するしか!
・中川大志(畠山重忠役)
「家政婦のミタ」の長男坊がよくぞスクスク育って……! 凛々しい鎧姿と演技に毎回「畠山様♪」とキュンキュンしながら観ていた。見栄えがいい。忠義に厚い。強い。非の打ちどころがないワイルド&タフ! そんな彼がラスト、殴り殴られ、カピカピになった前歯を突き出し退場していくシーンは圧巻。主役として多くの人が大河カムバックを待っている!
・市川染五郎(源義高役)
この世の者とは思えない美しさ、妖しさ。政子(小池栄子)をはじめ、鎌倉の女性陣をトリコにする役だったが、それは茶の間も同じ。我が母も義高を自慢の孫のように眺め、彼を殺すよう命令した頼朝役の大泉洋に向かって、腹立つ腹立つと繰り返していた。
2022.11.20(日)
文=田中 稲