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小田急リゾーツが運営する神奈川県・箱根湯本のホテル「はつはな」が大規模な改装を行い、2022年9月11日(日)にリニューアルオープンした。
新コンセプトは「心と五感が満ちる静かなとき」。全室に露天風呂を付け、4つの貸し切り風呂を新設したほか、6階にあるラグジュアリータイプの5室は天井高を高くし、圧迫感のない客室になっている。
自然を感じられる「展望テラス」、オーガニックコーヒーやデトックスティーを用意した「ラウンジ」など、パブリックスペースも充実させた。そんな、さらなる進化を遂げた「はつはな」をご紹介。
客室は全5カテゴリー・3デザイン、極上の滞在をしたいなら「ラグジュアリー」を!
客室ランクは、「ラグジュアリー」「グランド」「プレミアム」「デラックス」「コンフォート」の5カテゴリー。従来の客室を47室から35室に減らし、1部屋あたりの客室面積を広くした。
イメージカラーで彩られた客室は、空に向かって気高くほころぶ桜をイメージさせるピンクとゴールドを使った「宙(そら)」、清らかな白い桜をイメージしアイボリーでまとめた「白」、アースカラーの「地」の3デザイン。
![「ラグジュアリーC type緋(ひき)」の客室。ラグジュアリータイプは全て最上階の6階にある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/1280wm/img_df07986725ecec87e468d1d703aa8971141048.jpg)
「ラグジュアリーC type緋(ひき)」の客室コンセプトは「宙」。シックな色合いの家具を配しているが、全体的にピンクゴールドの華やかさをまとう。ラグジュアリータイプの中でも約92平米と最も広い客室で、天井高は開口部で約3メートルもあり、天井が斜めになっているので開放的な空間だ。
畳のリビングルームと和室、独立したベッドルームがあり、「和」を大切にしている宿らしくリビングルームが畳で設えられているところが、日本人には落ち着ける空間だろう。
![「ラグジュアリーC type緋(ひき)」の露天風呂。風呂から上がったらバスローブを羽織ってデイベッドにごろん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/1280wm/img_ce996d3d096b35c1c2e0a1ad60ffae51194973.jpg)
テラスにある露天風呂からは湯坂山を望め、露天風呂の横にはデイベッドが備えられているので、外気を存分に吸い込んで、気持ちのよい時間を過ごすことができる。
「ラグジュアリー」の客室にはバルミューダのコーヒーマシーンと共にミルと豆のセットが置いてあり、自分で豆を挽いてコーヒーを淹れることができるほか、冷蔵庫にシャンパン(ハーフ)もある。記念日など特別感を味わいたいときに、この客室をセレクトしたい。
女性的でたおやかなイメージの「プレミアムC type」もおすすめ
![「プレミアムC type」の客室。平均宿泊料金は6万円台。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/3/1280wm/img_83cbecf7d956d2a0a92bcbf6a4565c86112206.jpg)
「プレミアムC type」の客室コンセプトは「白」。白木調の内装で、女性的な曲線美を生かした家具を配し、たおやかな雰囲気だ。広さは約88平米で畳のリビングルームと和室、独立したベッドルームがある。
半月型の湯船は大人3人でも余裕の大きさで、十和田石の壁面が肌に心地いい。
この宿ではチェックインと同時にウェルカムドリンクとして生ビールを出され、客室でもオリジナルビール2種類(さくらエール、クラフトビール)が冷蔵庫に用意されている。さらに19時〜22時はナイトラウンジで桜のマカロン、抹茶チョコなどのスイーツのほかアルコールの提供も。お酒好きには嬉しいフリードリンクのサービスだ。
![館内着の羽織の裏地には桜と鶴の絵が描かれている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/1280wm/img_0e4ae9f48f4b72d4d711977681522bed179449.jpg)
どの客室にもBluetoothスピーカーJBLが置かれ、自分の好きな音楽を聴けるようになっているほか、アメニティは温泉水配合の化粧水など肌にやさしい日本製のコスメ「OSAJI」を採用。
館内着は浴衣とパジャマの2つが用意され、浴衣の上に羽織る「羽織」の裏地は華やかな桜と鶴が描かれている。トイレのスリッパにも桜の刺繍が施されていて、細部にまできめ細やかなおもてなしが感じられた。
2022.10.07(金)
文・撮影=野添ちかこ