2021年ミシュランガイド「ビブグルマン」獲得の潤餅店

◆吾旺再季潤餅

 「台湾風ブリト―」という表現がしっくりくるような、台湾B級グルメの潤餅。台湾で昔から、朝や昼の食事として親しまれている屋台メニューの一つです。中の具材はベトナムの生春巻きに似ているのですが、ライスペーパーではなく、強力粉や小麦粉を使用し薄く焼き上げた皮に包まれています。

 こちらの店は大人気店で、売り切れ次第即営業終了。毎日限定200個販売なので、出来るだけ早めに行きましょう。日によっても異なりますが、19時前に行くのがおすすめです。

 「吾旺再季潤餅」の潤餅の人気の秘密は、しっとりとした自家製の薄皮を二重にし、10種類もの具材と甜辣醤をドカッと入れて巻き上げたボリューム感。他店のものと比べても、一回りは大きい仕上がりです。

 具材は、味付けして衣を付けて揚げた豚肉や、卵の白身フライなどのクリスピー感のある揚げ物、乾燥させた豆腐、ゆでた魚肉を細かくほぐしたそぼろ、パクチー、もやし、茹でキャベツ、カレー風味の千切り大根など。

 一個60元と、商品の平均価格を考えると少々高めではありますが、買って後悔することはない逸品です。

吾旺再季潤餅

所在地 台北市中正區中華路二段313巷29號
電話番号 0930-406-677
営業時間 15:30~21:00
定休日 月曜
アクセス MRT龍山寺3番出口または小南門駅3番出口から徒歩約18分

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げ、おかげさまで10年を超えました。現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

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2022.06.01(水)
文・撮影=矢作晃之