ネコの話になると、みんな笑顔になるのがうれしい
「ミネと姉妹のラッキーもいるよ。たぶん裏で寝ているはず」
石垣さんに案内してもらい、工場の裏に行ってみることに。
あ!
タイヤの上にいた!
「あたしゃ休憩中だよ」
 姉妹だけあって、ミネとそっくりのラッキー(メス/13歳)。
 今日はたまたま裏にいたけれど、ミネのいる表に出てくることもあるそう。
 お休みのところ失礼いたしました。
表に戻ると、修理を終えた車が出ていくところだった。
「ありがとうございました」
 ミネは全然動かない。
 真横の車が動いても、この通り。
車のほうが明らかに気を使っている
 車を修理に出すのは常連のお客さんが多く、ネコたちは、そこにいるのが当たり前といった空気感。
 ベビーカーを押したおかあさんが立ち止まってなでていったり、近所の小学生が遊びに来たり。
 住宅街にある西小モータースの周りには、ゆったりとした時間が流れているように感じた。
ネコの話になると、みんな笑顔になるのがうれしい。
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