●背景を変えると明るさ、大幅アップ

 続いては、背景です。

 最近、打ち合わせ相手が背景に会社のロゴや会議室風の写真を使っている場面に何度も遭遇し、「全体が明るくなっている」と感じたので、手持ちの写真を背景にしてみました。

 こちらです。

 なんとこれだけでめちゃくちゃ明るさアップです!

 ラク!!

 ただし、意外な伏兵と言うか、デメリットとしては、次の写真にある通り、「モノ」が抜けます。

 また、背景を変えると画質が落ちる可能性が高いので、高画質を要する会合には向いていないかもしれません。さらに、打ち合わせ相手やTPOにもよると思うので、使えない人もいるでしょう。

 とはいえ、使っていいのなら、背景チェンジは相当ラクに明るい印象を作れます。

 そこで、本当に時間がない時ではどうか、黒服に無造作ヘアの状態で比較してみました。

 背景を変えると、服が暗くても、メイクをしていなくても、そんなに暗く感じないような(左上の写真)。

 しかも照明をつけても(右下)、つけていない時とそんなに変わらない印象かもしれません。

 そう考えると、照明を今以上に追加できない人は、背景を変えるだけでも印象が明るくなるかもしれません。

 もう一つ、「白衣装+イヤリング+チーク+リップ+照明」のフル装備の「背景ナシ版」と、「フル装備から照明を消した状態で背景を入れた版」を比較しておきましょう。要は、メイクしたうえでの「照明か、背景か」の比較です。

 背景を変えると、照明ナシでもそうとう明るくなる印象を持ちました。

 課題としては、背景に適した「いい画像」を持っているかどうかってことかも?

 というのも、今回使用した背景画像も相当探したものなので、普段から自分の顔や職業やTPOに合う画像を用意しておくといいのではないかと思いました。

 ……以上、2回に渡って試してみた感想は、「オンライン用の工夫では、細かいテクニックはいらないかも」ということです。

 特に私の場合は、PCの画質が良くないので(よってスクショでお見せしている画面が暗くて申し訳ないのですが)、メイクなどで細かいテクニックを施しても、今ひとつわかりにくい。

 一方、色選びや照明などを少し変えるだけで、画面が明るくなると感じたので、気になるコツを見つけた方は、取り入れてみてください。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2021.10.31(日)
文・撮影=にらさわあきこ
商品撮影=釜谷洋文(商品はすべて私物)