こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 最近、各地で耳にするようになってきた「膣」関係のトピックス。

 膣トレや膣ケアなど「女性のQOL」を考える上では、意識するといいとされています。

 私自身は、気になりつつも実践するには至らず……できたのですが、先日ひょんなことから最新の膣レーザー治療を体験する機会を得ました。稀有な体験だった上、とても実り多く感じられたので、ご報告したいと思います。


●コラーゲン再生でトラブルを解消

 まず、膣のレーザー治療とはなにかと言いますと、実際に膣に医療レーザーを当てる治療です。

 加齢などによる膣や外陰部、その他下半身周りのトラブルを改善しようというもので、具体的には、膣や外陰部に医療レーザー照射することで、コラーゲンの再生を促し、骨盤底筋を刺激。膣の乾燥やかゆみ、性交痛、産後の膣のゆるみや子宮脱・膀胱瘤などの骨盤臓器脱、さらに年齢を重ねると気にする人が続出してくる頻尿や尿もれなどの解消を目指します。

 「これらのトラブルは、手術やホルモン療法などで対応してきた分野ですが、手術するほどではないけれど気になる……というようにモヤモヤとした思いを抱えている患者さんが多くいらっしゃいますし、手術が必要になった患者さんでも、その前に対策をすれば、手術をしないですむかもしれないので身体への負担が少なくてすみます。また、ホルモン療法ができない方には、治療のファーストチョイスにもなりえる画期的な治療法です」とは、今回ご担当いただいた産婦人科医の岸 郁子(きし・いくこ)先生。

 岸先生は銀座にあるご自身のクリニック「KISHI CLINICA FEMINA(キシ・クリニカ・フェミナ)」で診療しているだけでなく、東京都済生会中央病院の産婦人科部長もなさっている方。大病院で長年診療をしてきた中で、「多くの手術を手掛ける身として、手術が必要となる前に、早めに相談にのりたい」との思いが生まれて開院なさったということで、平日の遅い時間や土日祝日にも診療をしています。

 私は働く女性の一人としてその心意気に感動し、開業時に取材させていただき、以来、折々に婦人科系の悩みを相談したり、質問したりしてきました。今回は、そのご縁で新しい治療を体験する機会を得たのです。

 が、「膣にレーザーですか!」と、最初は躊躇しました。しかし、周りに話してみたところ、「気になる」「体験談が聞きたい」という声がとても多くて、膣周り(というか下半身がらみ)への関心の深さを実感。そこで、「私の体験が人様のお役に立つかもしれないなら」と挑戦することにしたのです。

●主な膣トラブルと治療法

 膣周りの主なトラブルと治療方法について、岸先生が図を作って説明してくれました。

 「乾燥などの違和感は、これまでは特に治療する対象とはみなされていませんでした。が、2000年代から女性のQOLが意識されるようになり、2011年頃に欧米でレーザー治療がスタート。日本では2013年頃から膣レーザーの治療を取り入れる医療機関がでてきました」(岸先生、以下・同)

2021.07.11(日)
文・撮影=にらさわあきこ
資料提供=KISHI CLINICA FEMINA、ハルテック株式会社、Fotona d.o.o.