ホラーとコメディのバランスが完璧すぎ!

『バタリアン』

 個性的なゾンビが続々登場するホラーコメディ。

 「中学時代に『コマンドー』との同時上映で。ホラーコメディは初体験で感情が揺さぶられまくりました。鑑賞後あれほど興奮した日はないかも。

 最後のオチが見事で呆気にとられたけど、それに影響を受けた作品は多いと思う」(辻川幸一郎さん)

『バタリアン』

U-NEXTにてデジタル配信中
RETURN OF THE LIVING DEAD, THE © 1984 CINEMA '84, A GREENBERG BROTHERS PARTNERSHIP. All Rights Reserved

優しさと繊細さと孤独。冒頭1分で泣ける

『ラースと、その彼女』

 ライアン・ゴズリング主演で描く、ラブドールを恋人だと思い込んでしまった男の物語。

「この設定に興味を引かれ、映画を観始めて1分で泣いた。冒頭の日常シークエンスのラースのふるまいから、優しさと繊細さと孤独が伝わってきて涙。また出てくる人が全員優しくて涙」(辻川幸一郎さん)

『ラースと、その彼女』

U-NEXTにてデジタル配信中
LARS AND THE REAL GIRL ©2007 KIMMEL DISTRIBUTION, LLC. All Rights Reserved

青野賢一さん

1968年生まれ。ビームス ディレクターズルーム クリエイティブディレクター。ファッション、音楽、映画、文学、美術などを論ずるライターとしても幅広く活動中。

瀧川鯉八さん

1981年生まれ。落語家。2006年瀧川鯉昇に入門。新作落語の天才と注目され、’20年真打昇進。アキ・カウリスマキ監督が好きで、 フィンランドでロケ地巡りをした経験も。

辻川幸一郎さん

1972年生まれ。映像作家。日常にふと浮かび上がる妄想や幻覚を子どもの手遊び感覚で映像化する。MV、 CM、 ショートフィルムなど多岐にわたって活動中。

藤井道人さん

1986年生まれ。映画監督。映画『新聞記者』では日本アカデミー賞優秀監督賞受賞。オムニバス映画『DIVOC-12』「名もなき一篇・アンナ」が今秋公開予定。

MELRAWさん

1989年生まれ。ミュージシャン。ジャンルを超えてシーンをつなぐマルチプレイヤー。映画『ゾッキ』の音楽プロデュースも。最新シングル「With You」配信中。

吉開菜央さん

1987年生まれ。映画作家・ダンサー・振付家。写真家の石川直樹とタッグを組み、監督・出演した映画『Shari』が10月23日より渋谷ユーロスペースほかでロードショー。

ワタナベマキさん

料理家。雑誌や書籍、広告、テレビなど多方面で活躍。9月9日発売の『和えもの 春夏秋冬:旬だからこそ手をかけないおいしさがある』(誠文堂新光社)ほか著者多数。

9人の映画好きが選ぶ
“今なりたい気分”に寄り添う名作映画

2021.10.02(土)
Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)

CREA 2021年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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CREA9月発売号は「エンタメ」特集。家に籠る時間が長くなって、あらためて“エンタメ”の力に気づいた人は多いのではないでしょうか。疲れた時こそ、観て、聴いて、読む。心身どっぷり浸ってもいいし、何も考えず笑うだけでもいい。ドラマ、映画、ラジオ、舞台、本、マンガを中心に、明日への活力となるリストをお届けします。