“エイジングケア”の職人技

 エイジングケアは毎年進化していく運命にある。でも最近の進化は、浸透力や成分量アップのような単純なものではない。想像もつかない領域にいきなり入り込む、劇的な進化が増えてきた。今年はそれが特に顕著。一つの方向性として、高次元でのマルチ化が挙げられる。

 これまでも「美白と美肌を同時に叶える」的なマルチケアはあったものの、もはやその次元ではない。例えばコスメデコルテの美白マスクは、特殊なシートにまるで小顔矯正のように強力なリフトケアの機能を持たせ、肌を深く引き締めることによって、キメをとことん細かく、だから肌色も驚くほど明るく見える、まさに職人技というべき超絶マルチケアとなった。

 同じくコスメデコルテのAQミリオリティが作ったデイクリームは、集中ケアの如きパワーで、高度なエイジングケアから環境対策、UVケア、下地、メイク効果までをもった朝のマルチ。これまでのオールインワンとは違う、足し算ではなく掛け算の多機能と考えるべき。

 更に毎年新しい研究成果を惜しみなく注ぎ込んでくるクレ・ド・ポー ボーテは最高峰ライン、シナクティフにエイジングケアの定義をひっくり返すような新技術を搭載した。それは、最新の研究で究極の老化原因とされているリンパ管や血管が消えていく事実にアプローチ。ゴーストリンパ管、ゴースト毛細血管を蘇らせるという、マルチを超える凄い働きを持ってしまった。

 最先端研究もこれまでとは次元が違う、言わば美容医療と競えるレベルになってきた。薬用リンクルケアを主役にしたポーラが早くも進化、傷を治す要領でシワを治すという先端処方で、効果を2倍にするというとてつもないことをやってのけて、これも美容医療級。

 もう一つ、リップケアの進化も、口の周り全体をぐるりとケアして“もたついた口元”を引き締めるという顔立ちエイジングケアへ。そうまさにエイジングケア全般が肌のみならず造形にまで働きかけるものとなっているが、それ自体、職人技。肌を強力に引き締めれば、顔立ちまで変わって見えるという究極の効果を狙うわけで、理論武装ではない、確実に効くから顔立ちに届く、これをエイジングケアの職人芸と言わずに何と言おう。

ポーラ

フリーダイヤル 0120-117111
https://www.pola.co.jp/brand/wrinkle/


カネボウ化粧品

フリーダイヤル 0120-518-520
https://www.sensai-cosmetics.com/


クレ・ド・ポー ボーテ

フリーダイヤル 0120-86-1982
https://www.cledepeau-beaute.com/


コスメデコルテ

フリーダイヤル 0120-763-325
https://www.cosmedecorte.com/

2021.06.25(金)
文=齋藤薫
Photographs=Hirofumi Kamaya

CREA 2021年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

ちょっとだけアウトドア

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