寝ている間に胃腸が休まる食行動を心がけて

 「ダルおも不眠」タイプは、寝つきにも問題なく、夜中に目覚めることもない。

 睡眠時間も足りている。それなのに、眠っている間に疲れがリセットされず、朝からどんよりダルおも。起きた直後から疲れているような状態です。

 いちばん大きな原因は、胃腸の疲れです。

 本来、就寝中は胃腸を休める時間です。

 胃腸が休んでいる間に(正確に言うと腸は就寝中にも腸内環境を整えるための活動はしていますが)脳や体のメンテナンスが行われ、疲労が取り除かれることで翌朝すっきり目覚めます。

 ところが、「ダルおも不眠」の人は、日々の食べ過ぎで胃腸の働きが悪くなっていたり、就寝前の食事や深酒で寝ている間も胃腸が活動していたりすることでメンテナンスが滞り、何時間寝ても疲れが取れない、という状況に陥ってしまうのです。

 「ダルおも不眠」で悩んでいる方は、朝、脚や顔がむくんでいませんか? 

 体のメンテナンスがしっかり行われると代謝が活発になり、体内の不要なもの(老廃物や脂肪)が排出されて体はすっきりします。

 つまり、むくみがあるのは、メンテナンスが中途半端に終わっている証拠。この状態が長引くほど体重は増加傾向になるので、注意が必要です。

 この記事を担当する編集者HさんとライターYさんは、習慣だった夕食のお酒をやめたら朝の目覚めが格段によくなったと、口を揃えていました。2人のように、ちょっとした食習慣の改善で眠りの質は変わります。

 たとえば、眠る3〜4時間前には食事を終わらせる。夜遅い食事のときは、カロリーよりも消化のよさを基準にして選んで食べる。お酒は適量を味わい嗜む程度にする。

 眠りを改善する鍵はすでに自分の手の中にあるのですから、あとは行動あるのみです!

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関口 賢(せきぐち まさる)

1985年千葉市生まれ。Harriet Ginza代表。高校はサッカーの名門市立船橋でサッカー漬けの日々を送り、2007年、東京メディカル・スポーツ専門学校鍼灸師科卒業。中国式鍼治療専門店ハリー(HURRI)の王尉青先生に憧れ弟子入り。2010年、Harriet Ginzaを銀座にオープン。歌手・モデル・タレントなどのボディマネジメント・ダイエットアドバイザーとしてサポートし、プロサッカー選手、プロゴルファーのトレーナー活動などでも活躍。のべ9万人の臨床経験を活かし、時代に合った新たな鍼灸の確立をめざす。著書に『月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!』『月曜断食ビジュアルBOOK』(料理監修リュウジ)がある。

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所在地 東京都中央区銀座8-15-6 八幡銀座ビル1F
電話番号 03-3542-0895
営業時間 10:00~21:00(最終受付20:00)、土曜9:30~16:00(最終受付15:00)
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※六本木院、名古屋院もあり
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