島ならではのお土産もいろいろ
すっかり島のおいしいもので大満足したあとは、島宿でぐっすり。
島内では現在、ホテルや民宿など8軒が営業していて、今回は、2020年9月にオープンしたばかりの「素泊宿ムーンライトテラス」に泊まってみました。
お部屋はこぢんまりとしていますが、キッチン、ユニットバス付きの新しいお部屋で、とても快適。
そして、朝ごはんは姉妹宿の「古民家むーる」の食堂にて用意してくれます。
手作り感いっぱいの朝ごはんにも、島ならではのおもてなしが。
「今日は、キーツマンゴーがあるから食べてね」と、やーぬし(宿主)の新城悦子さん。
伊平屋島では、本土にはなかなか出回らない、この〝幻〟のマンゴーも栽培されていて、運がよければ味わうこともできるのです。
そのとろけるように濃厚な甘さは、本当に贅沢。
朝からとても得した気分です。
のどかな島の風景と空気、そしておもてなしに心から癒やされる伊平屋島と野甫島。
その魅力は、帰りの船が出るギリギリまで満喫したいもの。
麺好きにぜひ味わってほしいのが、前泊港のすぐそばにある「Cafe Fujita」のソーキそば。
島の特産であるもずくを麺に練り込んでいて、昔ながらの製法にこだわった手もみちぢれ麺は、しっかりとした歯ごたえ。素朴な風合いの麺にだしがよくからみ、トロトロに煮込んだ軟骨ソーキも口のなかでとろけて美味!
また、島のお土産を探すながら、前泊港ポートターミナルが便利。「ヴィラージュ」「umi cafe」などで特産品を購入できます。
もずく、島そば、泡盛、黒糖、島魚……、珍しいところでは、島の中学生が考案したマグロともずくの餃子「トゥナーザ」なども。民芸好きには、島のおばあちゃんが作っている民具などもおすすめです。
そして、もうひとつ、忘れてはならない島ならではのグルメがありました。
それが「マグロカレー」。
伊平屋島オリジナルの一品として人気で、マグロはもちろん、隠し味の黒糖やハーブ(月桃葉)も伊平屋産。化学調味料などは使わずに丁寧に煮込んだカレーは、まろやかで本格派の味わい。
おうちで島気分を思い出せるように、お土産用の瓶詰めも販売しています。
沖縄本島から、ちょっと足を延ばすだけで見つかる、とっておきの楽園。
またぜひ行ってみたい!
古民家むーる/素泊宿ムーンライトテラス
電話番号 0980-46-2957
https://ameblo.jp/iheya777/
Cafe Fujita
電話番号 0980-46-2464
営業時間 11:30~13:30
定休日 火~木曜、不定休あり
https://cafe-fujita.business.site/
●伊平屋島・野甫島の観光情報はこちらで
伊平屋島観光協会
電話番号 0980-46-2526
http://www.iheyazima-kankou.jp/
●伊平屋島・野甫島のアクティビティの情報はこちらで
いへや愛ランドよねざき
電話番号 0980-46-2570
http://www.iheya-island-yonezaki.net/
◆NEWS・1
CREA WEBでは、2021年1月23日(土)にオンラインイベント「眞鍋かをりの孤島のグルメ」を開催します!
眞鍋かをりさんが、孤島の美味をたっぷり堪能しながら、その奥深い魅力をご紹介します。
◆NEWS・2
なお、CREA WEBでは、沖縄発の雑誌「おきなわいちば」とコラボして、沖縄本島周辺15離島の魅力を発信するウェブサイトを期間限定で立ち上げました。「島のイイもの」が当たるプレゼントキャンペーンも実施中ですので、こちらもぜひチェックを!
期間限定・特設サイト「憩いの島時間」
※ご旅行を計画される際は、新型コロナウイルス感染拡大予防に関する、政府・自治体・関係各機関などによる要請・注意喚起などを必ずご確認ください。またお出かけの際は、感染拡大予防対策に十分にご留意ください。
2021.01.20(水)
取材・文=矢野詔次郎
撮影=志水 隆