日本から持ってきたものの飾る機会のなかったこいのぼり。学校のインターナショナルフェスティバルで、漸く日の目をみました! お友達母娘は浴衣を着て、長男は甚平を着て参加しました。参加はイタリア、インド、韓国、チェコ、中国、トルコ、フランス、ブルガリア、ベネズエラ、ロシア、そして、日本の11カ国。子ども達はPTA自前のオリジナルパスポートを片手に、各国を回りました

 長男がPre-K(Pre-Kindergartenの略称)に通い始めて驚いたのは、公立校なのに保護者に寄付金を募るということ。小学校にあがったら、年末に250ドルを目安に寄付してくださいという手紙が届きました。生まれも育ちもニューヨーカーのママ友によると、言われた通りに払う家庭の方が少ないのだそう。でも、渡米したばかりだったら、払っていたかも……と思っていたら、別の公立校へ通う渡米間もない日本人友達は、750ドルを払ったと!? 

 この寄付金文化は、アメリカでは一般的なことだそう。州の教育予算が少なく、学校が受け取る予算だけでは運営ができないので、親からの寄付金に頼らざるをえません。各学校のPTAは、あの手この手で寄付金集めに奔走しています。集まった寄付金によって、ダンスの授業があったり、演劇の授業があったりと、学校ごとにカリキュラムまで変わるので、教育熱心なエリアほど、寄付金も集まりやすくなります。

 そして、長男の学校の目下の目標は、子どもたちの遊具となる巨大なブロック「イマジネーションプレイグランド(こんなもの→ 公式サイト)」を購入すること。新年早々、校長から各家庭に寄付金を募るe-mailが届きました(払ったばっかりなのに!?)。9月の新学期スクールツアーでは、PTA会長が「最終目標は屋上にグリーンハウスを作ること」と宣言。そんな訳で、PTA活動(=寄付金集め)が盛んな学校で、月ごとに、ヘルスフェア、ムービーナイトなどのイベントが行われています。

<次のページ> 参加11カ国、他国の展示に見入ってしまいました

2013.03.01(金)