北海道の食材を華麗にアレンジ
抜群の環境で味わう感動フレンチ

●レストラン ランファン・キ・レーヴ

 世界的彫刻家のイサム・ノグチが設計したことで知られるモエレ沼公園は、自然とアートが共存するのびやかな空間。

 公園のシンボルともいうべきガラスのピラミッド内にあって、本格フレンチを贅沢に味わえるのがランファン・キ・レーヴ。「旬の地の食材を見事に使って感激のおいしさ!」と星野店長いち押しのランチスポットです。

 「『見てきれい、食べておいしい』を超えた、印象に残る食体験をしてもらいたい」という児玉雄次シェフの手にかかると、選び抜かれた新鮮な食材が、さらに特別な印象を放つように変貌するから不思議のひとこと。

 たとえば、見た目から連想される香りをいい意味で裏切る、官能的な香ばしさに包まれる薪火焼きのスペアリブ。

 あるいは口にした際、海の香りや和の味わいなど、想像をはるかに超えるいくつものインパクトが彩り豊かに広がる豆のフリカッセなど……どの皿にも、児玉シェフならではの個性的な発想が生きています。

 あくまでも正統フレンチでありながら、堅苦しい思い込みが清々しくひっくり返されるような、驚きの食体験に心が躍るはず。

 五感をフルに刺激されながら楽しむコースは、きっと鮮やかな旅の思い出になるでしょう。食後はいつまでも続く美味の余韻を楽しみながら、公園内を散策して。

レストラン ランファン・キ・レーヴ

所在地 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
電話番号 011-791-3255
https://lenfant-qui-reve.com/

2020.08.17(月)
取材・文=嵯峨崎文香
撮影=佐藤 亘