伊豆へ移住した女性たちの心地よい暮らし
華さんが伊豆へ通ううちに知り合いになった原田直香さんは3年前に移住してきた、ビーガン料理のケータリング屋さんnaocacoan(ナオカコアン)。
野菜やハーブ、お米までも育て、その数約30種類。海水や塩泉から塩を作り、その塩で味噌や梅干しまでも、こしらえる。いわば種を植えるところから手作りのビーガン料理です。
しかも、ボックスに詰め込んだ料理がパレットのように、色がきれい。赤玉ねぎにレモンをどのくらい垂らしたら、どんな色になるのか? 色鉛筆を選ぶ気分で、楽しみながら、調理をするそう。
身体にやさしく、楽しい気分にさせてくれる、愛情をいっぱいかけた料理を運んでくれます。
ヨガ・インストラクターの小松彩乃さんは、サーファーの彼が先に下田に移住したのをきっかけに、3カ月前に移住。
「ここは空気が美味しくて、“プラナ”(エネルギー)を多く感じられます。ヨガの後の気持ち良さといったら!」
また、東京で働いた後に、故郷の下田に戻ったトモコさんはセラピスト。
カリフォルニアのビッグサー発祥のエサレンマッサージをアレンジした“OMOIYARI TOUCHトリートメント”は、関節を動かし、ストレッチすることで、リンパの流れと血流を促すのだとか。
「ゆっくりと丁寧にカラダに触れることで、日頃離れがちな心とカラダを繋ぐお手伝いをしています」
ナチュラルに生きる人たちが伊豆を選ぶのか、伊豆の自然が人をそうさせるのか。
2020.07.18(土)
文=古関千恵子
撮影=Michika Mochizuki
モデル=Mika Furuya