地元の熱気を感じる海辺の一軒家へ
もうひとつの目的は、「Guest Villa on the 美一(ビーチ)」という複合施設。宿泊・レストラン・イベントスペースが入った、海辺の一軒家です。
宿泊は、新潟市内の寝具ブランド「眠家」とコラボ。ブナ材のスプリングを使ったベッドシステムや、綿状になった天然ゴムのU字型枕、柔らかな素材のパジャマなど、安眠にとことんこだわっています。シャワーやキッチンは共同で、シェアハウス的に利用できます。
1階のレストランは、フランスでギィ・マルタンなどに師事し、東京やフランス、オーストラリアでレストランを経営した、尾崎邦彰シェフが手掛ける「清助 NextDoor」。カジュアルから本格コースまで、予算に応じて素晴らしき食体験ができます。
さらに、ブラジルの格闘技カポエイラのレッスンも開催されるフリースペースも併設されています。真野湾に面した、一見、普通の一軒家ながら、地元の若い人々の“熱”を感じる複合施設です。
わずか1泊2日だった佐渡旅行。見逃したものがたくさん残っています。
人口比に対する能舞台の数が日本一を誇り、4~10月に披露される薪能。北前船で栄えた宿根木の「たらい船」。そして海中にも、おでこが張り出した、でっかいコブダイ。次回は少なくとも3泊はしたいところです。
さらに、体験プログラムの「佐渡エンジョイプラン」では、「ウミホタル鑑賞」や、「ぬか釜で幻の岩首竜棚田米を炊こう」など、ユニークなプランを用意。日程をチェックして、さらに深い佐渡体験を。
佐渡島
●アクセス 新潟駅から路線バスやタクシーで新潟港へ。そこから佐渡島両津港へはカーフェリーは約2時間30分、またはジェットフォイルは約1時間
●おすすめステイ先 Guest Villa on the 美一
https://bi-ichi.com/
取材協力 佐渡観光交流機構
https://www.visitsado.com/
Column
古関千恵子の世界極楽ビーチ百景
一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!
2020.07.04(土)
文・撮影=古関千恵子