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15,300円はフライパンとしては高額! しかし、2020年4月販売告知後2秒に1台の予約が入ったという伝説を作り、5月末時点でなんと40,000台を売り上げたというバーミキュラのフライパン。
おしゃれなフォルムに注目が集まりますが、10年間の技術開発で世界最高を目指したという質実剛健ぶり。
「今まで作ってきた料理をいつものように料理するだけで、生まれ変わったようにおいしくなる」ということで、実品を調理に使用して、実感をレポートします! 野菜炒めとステーキを作ってみましたよ(次ページで調理レポート)。
鋳物ホーローなのに重さ1キログラム
まずはごらんください! この美しいフォルム。
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毎日のように使うフライパン。これがキッチンにあることを想像しましょう。きれいなデザインは圧倒的正義です。
さらにお伝えしたいのは、日本の熟練職人が作った鋳物ホーローであること。
これなら、炒め物はもちろん煮物や蒸し物も自由自在。フッ素加工のフライパンではNGとされる揚げ物もOK。
しかもホーローなのに、重さは約1キログラムしかないんです。
鋳物ホーローは通常3~5ミリの厚さであるところ、このフライパンは最薄部約1.5ミリ。職人さんの努力の結晶なんですね。
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削り出しのウッドハンドルが、うっとりするほど美しく握り心地も抜群。炒めもののとき、振りやすい!
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フタは立てておくことができるのも、行き届いたジャパニーズスピリット。美しさと実用性を兼ね備えているのです。
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フライパンの裏には「VERMICULAR」のブランドロゴを刻印。隠れたおしゃれはかなり上級者といえるでしょう。
2020.06.06(土)
文・撮影=CREA編集部