毎日、暑い日が続くと、ごはんを作るのもおっくうになりませんか? 夏らしくスパイシーなものを食べてスッキリしたいけど、暑い台所に立ってカレー鍋をぐつぐつ……なんて、ちょっと気が遠くなりそう。
そんなあなたのために、カレーと手抜きが大好きな編集SHが、手軽なのにおいしくて食べたらちょっといい気分になれる最高のレトルトカレーをお探ししてきました!
舞台は編集部員みんなが大好き、成城石井。涼しい店内に入ると棚にはレトルトカレーがずらっと並んでいます。規模は店舗によって異なるのでしょうが、私がお邪魔した都内の4軒は、背の高い棚一面にびっしりと商品が並んでいました。まるでレトルトカレーバイキングです。それも、目利きのバイヤーさんが選んだ、珍しいものや味の確かなものが揃っているんです。
夏休みの自由研究のごとく、買い込んだ品々をひたすら食べて10食をセレクト。いろいろ試してびっくりしました。レトルトカレーは驚くほど進化を遂げていたのです。とにかく種類が豊富なので、きっとあなたの好きなカレーも見つかるはずですよ。
#1 広島名産 かきカレー 中辛
名産「広島かき」の食感を楽しむ
まずは、レトルトなのに贅沢さが嬉しい一品を実食。瀬戸内海名産の「広島かき」を、炒めた玉ねぎ、牛乳ココナッツ等で仕上げた特製カレーソースで煮込んでいるそう。何より感動するのが、大粒のかきが3つもごろごろと入っていること!
そのかきからしっかりとした旨味、クリーミーさが出ていて最後の一口までおいしい。中辛の中では甘口なほうで、辛いのが苦手な人でも安心かもしれません。日本人好みの優しさのある味わいです。
作っているのは広島県にあるレインボー食品という会社で、HPによれば、この「かきカレー」の甘口や「かきグラタン」「かきめしの素」「オイスターソース」など、地元のかきを使った多様な商品を展開しています。通販もできるので、気になった方はぜひ。
最初からこんなにおいしくていいのでしょうか。レトルトと思えぬ充実の味でした。
#2 本場札幌スープカレーチキン
今晩のメインディッシュにしたい!
骨付きのやわらかチキンレッグに北海道産のじゃがいも、にんじん、まいたけが入ったボリュームのあるスープカレー。
350gと今回の10品の中で一番多い内容量ですが、箱を開け、袋を持ったときからなにやら中に存在感が。開けてみると鶏肉とじゃがいも、にんじんがごろっと出てきて、こちらもレトルトカレーとは思えない豪華さでした。これは夕食のメインディッシュとして登場しても納得です。
野菜はもちろん、お肉が、もうスプーンだけでほろほと崩れるくらいやわらかくなっていて、これこそレトルト食品のなせる業だと思います。レトルトの語源はオランダ語で、意味は「加圧過熱殺菌をする釜」なのだそう。味もしっかり染みています。
スパイシーさもしっかり感じさせつつ、コクや辛さのバランスもよく、スープカレー好きはストックしておくとよい一品です。
2021.08.18(水)
文・撮影=CREA編集部