東から南へ! 郷土菓子をめぐる台湾旅へ
![台湾東部へは台鐡(在来線)が誇る特急列車に乗って出かけましょう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/6/-/img_36c0046a7423a13bdbd951309f98438d125900.jpg)
台湾島は日本の九州と同程度の面積ですが、各地域の個性は強く、それぞれの土地に根付いた食文化が楽しめます。
そして、多種多様な郷土菓子が存在するのも魅力。こういったお菓子を探すのも台湾を旅する面白さの一つと言えるでしょう。
前篇では台湾西部の都市を紹介しましたが、後篇では台湾東部の宜蘭や花蓮、さらに台湾南部の高雄郊外にある小さな町の郷土菓子を取り上げたいと思います。
台湾の郷土菓子にはパイナップルやバナナといった南国フルーツを用いたもののほか、羊羹やおまんじゅうといった日本統治時代にルーツがあるものも多く見られます。
いずれも見た目は地味で、味わいも素朴ですが、地元の人たちに長年愛されてきた美味しさが楽しめます。
![どこまでも広がる台湾南部のパイナップル畑。台南市關廟區。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/-/img_fc246833245b0427d201c32c79e83be6146939.jpg)
残念ながら、2020年5月現在、新型コロナウイルスの関係で、台湾への旅行はできませんが、再び訪れられるようになった際には、ぜひとも地方都市に足を運んでみてください。
郷土菓子を探しながら各地をめぐれば、きっと新たな魅力を再発見することができるはずです。
![宜蘭の「橘之郷蜜餞形象館」。名物のキンカン菓子を作る様子が見られます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/a/-/img_0a5c57638882c09cf0ec837bd1ccc19f120497.jpg)
2020.05.28(木)
文・撮影=片倉真理