【2020年5月】悟明老師が占う「アジアの空気」
アジア全体としては、リハビリの時期にあるイメージです。
ただ、皆さんの住む日本は、先月に続き“大泣き”している様子がうかがえます。
どの国においても、新型コロナウイルスの感染拡大のビークは今月と出ています。
6月以降に落ち着いていく兆しが見えるので、もう少しの辛抱と思って、どうかどうか耐えてください。
他国の防疫対策を真似る必要はありません。台湾が台湾独自の方法で対応してきたように、日本も日本のやり方で防疫につとめてください。
中国には、自己アピールを意味する星“文曲”がきていますが、アメリカからの風圧が強く、自らの力を思うように示せないようです。 具体的に言うなら、コロナ禍の終息と経済の回復を世界にアピールしようとするものの、その声をアメリカに打ち消される……といったところでしょうか。
このように政治的な駆け引きに執心し、客観的にウイルスと向き合えていない国が目立つのも気がかりです。
メンツを気にする国も同様。命を守ることが二の次になることで、コロナ禍が長引かないことを祈るばかりです。
もうひとつ、アジアで気になるのは、フィリピンです。
もともと火の気を示す“太陽星”の国なのですが、ここに闘争を意味する“権”、血を意味する“白虎”が来ています。
カッカとした怒り口調が目立つ大統領のもと、過激なウイルス対策を推し進めているので、不満を募らせた民衆が暴動を起こすのでは……と心配です。
2020.05.01(金)
文=堀 由美子