朝ドラ「なつぞら」の“番長”役で一躍注目を浴びた板橋駿谷。新作出演映画『歩けない僕らは』では打って変わって、リハビリ病院のリーダー役を演じる。自身の転機について語った。
人を笑顔にできる
役者を目指したい!
――まずは、幼い頃の夢を教えてください。
中学3年、15歳のときに、進路相談があって、自分が将来なりたいものをいろいろ考えたんです。3歳のとき、おじいちゃんにお酌するときに、TVで見たコロッケさんのモノマネをマネしたら、めちゃくちゃ笑ってくれたことを、ふと思い出しました。
小学4年のときの国語の授業で、先生から音読を褒められて、「将来、声優を目指してみたら?」とアドバイスを受けたことも。それで、人を笑顔にできる役者を目指そうと思いました。
――その後、日本大学芸術学部演劇学科在学中の2005年に、自身で劇団を立ち上げられましたが、その理由は?
俺的には映像や舞台とか、垣根は一切ないんです。とにかく、そのときに面白いと思ったことをやりたいだけ。その後、「劇団ロロ」に入って、2015年には演劇集団「さんぴん」を旗揚げしたんですが、同世代の俳優・ダンサーと一緒に何か新しい芝居ができないかなって。
劇団名の由来はもちろん、「さんピンCAMP」(1996年に開催された伝説のヒップホップイベント)からなんですけれど(笑)。
2019.11.22(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘
ヘアメイク=山崎惠子