キリスト教徒でなくとも、パンとワインは切っても切り離せない関係。
パン飲みは、懐石料理のお凌ぎのようにパンをちょっとかじることで空腹を凌げるから、安心してお酒が飲める。
パンのバラエティを楽しみ、嚙みしめながら、ワインをごくり。パンがおいしすぎるとパンばっか食べて、料理はちょっとしか食べられない。この加減が難しい(笑)。
蕎麦屋で蕎麦前と称して昼間からお酒が飲めるように、パン屋なら昼ワインも罪悪感なく堂々と飲めるのが嬉しいですね。
名物のパンすしは
日本酒とも相性抜群
●ヨル15℃(ヨルジュウゴド)

「不思議なパンの寿司をご賞味あれ。ワインもいいけど日本酒もね」とPさん推しの“パンすし”とは、刺身や煮穴子など旬のネタをパンにのせた驚嘆必至の名物メニュー。

ほかにも、各国料理の垣根を軽やかに越えた世界の味が勢揃い。

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「15℃特製のヨルパンはもちろん、パスタや米系もいいし、〆のデザートまであるのがありがたい」(渡辺Pさん)


ヨル15℃(ヨルジュウゴド)
所在地 東京都渋谷区富ヶ谷1-2-8
電話番号 080-4094-4615
営業時間 18:00~23:00(L.O. 22:00)、パンの販売7:00~
※売り切れ次第終了
定休日 無休
座席数 20席
https://ja-jp.facebook.com/yoru15c/
●紹介してくれたのは……
わたなべPみちこさん(フードジャーナリスト)
食にまつわる仕事に関わる食中心のライター&編集者。味にはつくり手の人生が映し出されると信じ、つくり手の半生をじっくり聞き出す。
きっかけパン:アンデルセンの前身「タカキベーカリー」。甘くておいしいパンに心奮われる。
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パンが先か? ワインが先か?
楽しい「パン飲み」のすすめ
2019.11.02(土)
Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Masahiro Shimazaki
CREA 2019年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。