キリスト教徒でなくとも、パンとワインは切っても切り離せない関係。
パン飲みは、懐石料理のお凌ぎのようにパンをちょっとかじることで空腹を凌げるから、安心してお酒が飲める。
パンのバラエティを楽しみ、嚙みしめながら、ワインをごくり。パンがおいしすぎるとパンばっか食べて、料理はちょっとしか食べられない。この加減が難しい(笑)。
蕎麦屋で蕎麦前と称して昼間からお酒が飲めるように、パン屋なら昼ワインも罪悪感なく堂々と飲めるのが嬉しいですね。
ガリッと焼いた香ばしい
パンとワイン
●まちのパーラー

人気ベーカリー、パーラー江古田の姉妹店。朝はキッシュやトースト、昼はサンドイッチ、夜は肉料理と、いつ訪れても楽しいパンの楽園。

自然派ワインの品揃えも秀逸で誰もが飲まずにいられない。

「自家製サルシッチャにパテ・ド・カンパーニュと冷たい白ワイン、そしてがつっとしたパン。昼から飲めて、ランチ限定のサンドイッチもいい」(渡辺Pさん)


まちのパーラー
所在地 東京都練馬区小竹町2-40-4 1F
電話番号 03-6312-1333
営業時間 7:30~L.O. 21:00(ディナー 18:00~)、月曜 7:30~18:00
定休日 火曜
座席数 22席
https://www.facebook.com/まちのパーラー-146767532061539/
●紹介してくれたのは……
わたなべPみちこさん(フードジャーナリスト)
食にまつわる仕事に関わる食中心のライター&編集者。味にはつくり手の人生が映し出されると信じ、つくり手の半生をじっくり聞き出す。
きっかけパン:アンデルセンの前身「タカキベーカリー」。甘くておいしいパンに心奮われる。

パンが先か? ワインが先か?
楽しい「パン飲み」のすすめ
2019.11.05(火)
Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Masahiro Shimazaki
CREA 2019年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。