「いかの子煮」ってどんな味?
これはもちろん外せないでしょう「いか刺」!
「いか刺、大好きなんですよー! ああ、美味しい~(しみじみ)。甘みがすごくあるし、新鮮で歯触りもいいですね。他にもいろいろ食べてみたいけど、『いかの目ポン酢』とか珍しいメニューも多いですね」
「いかは捨てるところがないですし、料理のバリエーションも多いんです。珍しいところだと、『いかの子煮』っていうのがあるんですが、食べてみます?」(スタッフさん)
「いかの子煮? なんですかそれ。食べたいです!(笑)」
目の前に出てきたのは、いかの卵といかの白子(!)を醤油のみの味付けで炊いた一品。
「いかの白子なんて初めて聞きました。想像つかないけど、いただきます! えっ、味付けは醤油だけなのに、こんなにいい味が出るんですか? すごい! いかの白子も、溶けるぐらいに柔らかくて、濃厚な味。卵のプチプチした食感もいいし、これまたお酒とめちゃめちゃ合うやつじゃないですか。これ今日のイチオシです!」
いか料理専門の名酒場、もなりちゃんの感想は?
「私、生まれたところが長崎の五島列島なので、お魚料理は小さな頃から身近にあって。いかもよく食べてたけど、お刺身とかで食べることが多かったから、こんなにいろんなバリエーションがあるのにびっくり。一気に食べちゃって、情報量があふれてますけど(笑)。それでもみんな全然違う味で。いか団子、いかの子煮も衝撃的だったなぁ……何回か通って全メニュー制覇したいぐらい。いかをこんなにいろいろ食べられて、しかもお値段も安いのはすごい。いか好きには絶対来てほしいお店です!」
2018.10.18(木)
文=宮内 健
撮影=榎本麻美