投資信託の分散でリスクを抑えられる!?

 できる限りリスクを抑えて運用するには、投資対象を分散させることが大切です。個別株よりも複数銘柄で構成されている投資信託をおすすめします。

 たとえば、日本株に投資をするのであれば、一企業の個別株ではなく、TOPIX(東証株価指数)など株価指数に連動する投資信託がおすすめです。

 大きな損害を避けるには、投資に回す金額を抑えることも大切です。投資信託の小口化が進み、銘柄や証券会社によっては月500円から積立が可能です。

 それでは、具体的におすすめの商品と購入窓口をご紹介しましょう。

<日本株>
・eMAXIS TOPIXインデックス (三菱UFJ投信)
・SMT TOPIXインデックス・オープン (三井住友トラスト・アセットマネジメント)

 最初は日本株から積立を始め、慣れてきたら日本株と外国株など値動きの違う商品を組み合わせると、さらに分散効果は高くなります。

<外国株>
・eMAXIS 全世界株式インデックス

 eMAXIS 全世界株式インデックスは日本を除く先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資信託です。

 購入窓口はネット証券などになります。月500円から積立が可能なものにはSBI証券やカブドットコム証券などがあります。

 月500円から資産運用ができるなんて、習いごとの体験入学のようですね。いざ、退職金などまとまったお金を受け取った時にあわてないためにも、練習のつもりで少ない額から始めてみてはいかがでしょう。

Column

花輪陽子の「大人のマネー塾」

大人の女性なら知っておきたいマネーの知識を、普通のOLからファイナンシャル・プランナー(FP)になった、花輪さんが教えます!

2012.08.03(金)