面白さが約束・保証されている
テーマパークにしたい!

――ちなみに、今後の展開も踏まえて「エン*ゲキ」の軸となるものは?

 「エン*ゲキ」は僕一人だけなので、劇団でもないし、演劇集団でもないし、プロデュース公演でもないんです。こういった演劇の企画ですが、決して芸術にならないように、単純に面白さを追求したいんです。基本的には老若男女、どんな人が観ても楽しめて、ハッピーな気持ちで劇場を出ることができる。全国から観に来ても、面白さが約束・保証されているテーマパークにしたいんです。世間的に演劇は観ないと分からないという部分が強すぎるため、ハードルが高いと思われがちなんですよね。だから、僕は時間をかけても、「エン*ゲキ」の存在を浸透させたいということが夢であり、理想なんです。

――最終的に、大きな舞台に進出していきたいという気持ちは?

 別にそういうことでなく、10人の劇場でも、2000人の劇場でもいいんです。その瞬間瞬間、いちばん面白いこと、面白い表現ができる場所であれば、どこでもいいと思っていますから。極端な話、僕は「エン*ゲキ」が舞台だけだと思っていませんから(笑)。たとえば、「#12」が劇場映画になっても、アニメになってもいいと思っているぐらい、表現方法は、何でもいいと思うんですよ。

池田純矢(いけだ・じゅんや)
1992年10月27日生まれ。大阪府出身。2006年、「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」での準グランプリ受賞を機に、俳優デビュー。その後も、ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」、ミュージカル「薄桜鬼」に出演するほか、13年にアニメ「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」で声優デビュー。15年より立ち上げた企画「エン*ゲキ」では出演のほか脚本・演出を務める。

『エン*ゲキ#03「ザ・池田屋!』
元治元年六月五日、池田屋に現れたのは、幕臣の務めを果たすべく京都守護職を仰せつかった浪士集団・新選組ではなく、反対勢力である長州藩士の吉田稔麿(鈴木勝吾)。かつて神童と呼ばれ、後の明治維新に多大な影響を与えたこの男は、どんな窮地に陥ろうとも悪運で生き残ってしまう“死ねない星の元”に生まれた男だった!
http://www.enxgeki.com/ikedaya/
公式Twitter https://twitter.com/enxgeki
2018年4月20日(金)~30日(月) 全16公演 紀伊國屋ホール
2018年5月11日(金)~13日(日) 全5公演 ABCホール

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2018.04.20(金)
文=くれい響
撮影=平松市聖