思想家・人類学者の中沢新一による企画展
思想家・人類学者の中沢新一がディレクターを務めて企画展をつくると、こんな風変わりかつオリジナルなものが出来上がるのか。そう感嘆したくなるのが今展。
フィールドワークを重ね、学問の垣根を超えて活動してきた中沢がテーマに掲げたのは「野生」。創造の源泉には野生ありとの考えに立ち、現代人に野生の見出し方を提唱してくれる。
漫画家しりあがり寿、写真家の大森克己、美術家・鈴木康広らが参加。
『野生展:飼いならされない感覚と思考』
会場 21_21 DESIGN SIGHT(東京・六本木)
会期 2017年10月20日(金)~2018年2月4日(日)
料金 一般1,100円(税込)ほか
電話番号 03-3475-2121
http://www.2121designsight.jp/
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい!
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2018.01.03(水)
文=山内宏泰