時代劇に対する熱い想い

――今年30歳を迎えられますが、将来はどんな俳優を目指したいなど、目標のようなものはありますか?

 やっぱり、時代劇をずっとやりたいですね。幼い頃から「水戸黄門」や「忠臣蔵」が好きでしたし、時代劇こそが日本独特のエンタテイメントだと思っています。だから最低でも年に1回はかつらを被りたいですね。実際に僕、かつら屋さんや大衆演劇をやっている役者さんと、とても仲が良かったりするんですよ。

――ちなみに、今はどんなトレーニングをされているんですか?

 4年ぐらい前からキックボクシングをやっています。これがベースになって、僕の立ち回りがあると思うんですよ。“継続は力なり”ではないですが、続けることが日々の力になっていると思いますね。

石垣佑磨
1982年8月28日生。東京都出身。173cm・A型。2000年、ホリプロ「21世紀ムービースターオーディション」で準グランプリを受賞し、映画『仮面学園』でデビュー。鍛えられた肉体を生かし、『あずみ』(03)、『バトル・ロワイアルII/鎮魂歌〈レクイエム〉』(03)のほか、数多くのTVドラマや映画・舞台などで幅広く活躍。また、06年にはバラエティ番組「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)でMCを務めた。6月9日には『道~白磁の人~』が公開される。

『レッド・ティアーズ』
頭部を切断された遺体が次々発見される事件を捜査する刑事の鉄雄(石垣佑磨)。犠牲者をとらえた写真に一緒に収まる紗代子(加藤夏希)に心惹かれ、偶然にも彼女と恋仲になる鉄雄だったが、紗代子は事件に深く関わる吸血鬼一族の血を引く者だったことが判明する。
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4月7日(土)よりシネマート新宿、4月14日(土)よりシネマート心斎橋・名古屋シネマスコーレ、5月12日(土)より全国コロナシネマワールド他にて、全国順次ロードショー

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2012.04.06(金)
text:Hibiki Kurei
photographs:Miki Fukano